バドミントン観戦Tips

バドミントンの主に国際試合の情報、観戦に役立ちそうな知識など。リンクはご自由にどうぞ。

カテゴリ: 動画リンク

せっかくなので見て差し上げましょう。

2017年全日本社会人WD準々決勝
藤井 瑞希/垣岩 令佳(熊本) vs 江藤 理恵/山口 ソヨカ(岐阜)
35分あたりから

 ご存知ロンドン五輪WD銀メダリスト藤井/垣岩。
 そこに至るまで諦めたことなど無かったでしょうがあえて。
 「諦めたらそこで(略」






 その一方で、とか言って比較に出して悪いんですがw
 こちらはマレーシアペアの素晴らしいラケットチェンジ。
 ミックスのラリー中、男子のラケットのガットが切れたそのとき…

2017年スディルマン杯 グループ1C マレーシアvs日本(試合一覧)
XD タン・キアンメン/ライ・パイジンvs渡辺勇大/東野有紗から

そのラケットチェンジは新しい!
女子の動き方にためらいが無いので、これは前もって決めてあったんでしょう。
理屈は分かりますが、そんなこと決めてあるのがすごい。
これは今年の国際バドのベストラリー候補でしょう。
ちなみにこのXDはマレーシアペアが勝ちましたが、団体戦としては日本が勝ちました。

 桃田のこれまでを振り返ります。
 桃田賢斗は日本の男子シングルス選手。世界ランキングは最高時2位(2016年4月7日)。22歳、身長175cm、左利き。スーパーシリーズ4勝。

 桃田賢斗 - Wikipedia

 ところで、ごぞんじの通り桃田がランキングサーキットで1年ぶりの国内復帰戦を戦っています。見た感じプレーにあまり変わりは無いように思います。
 2回戦以降はSMASH and NET.TVからご覧ください。

 (※ちなみにランキングサーキットのほか全日本社会人、全日本実業団などの日本国内の試合動画はSMASH and NET.TVtv2ne1に上がることがあります。)

日本ランキングサーキット
1回戦 vs 和田周 別角度1st2nd


決勝 vs 上田拓馬


 WSの奥原もそうですが、なぜかトップクラスの選手は大怪我や休養・長期離脱しても1年くらいで普通に戻ってくることが多いので(しかも順位は元通り)、別に怪我したわけでもない桃田なら大丈夫でしょう。
 世界トップレベルでの試合勘はまだ戻ってないでしょうが、スーパーシリーズを転戦する日々も遠くなさそうです。
 アクセルセンなどライバルたちにどれくらい差を付けられたか、あんまり差がついてないのか気になりますねー。

2009年

中学3年の年。国内的には全中で優勝しています。

・11月 韓国国際 試合一覧
この年はこの1大会だけですが、韓国国際に出ていたようです。
デビュー戦はソン・ワンホ(韓国)に負け1回戦敗退。

2010年

高校1年の年。

・4月 世界ジュニア ドロー
1回戦でズルファドリ・ズルキフリ(マレーシア)に負け。
この年の世界ジュニア優勝はヴィクター・アクセルセン(デンマーク)でした。

その他この年は大阪国際、韓国オープン(GP)に出ていますが、1~2回戦で負けています。


2011年

高校2年の年は下位カテゴリに4戦出場もやっぱり1~2回戦で負けています。
ジャパンオープンにも出ていますが1回戦負け。

・7月 アジアユース 試合一覧
準決勝でまたズルファドリに負け。

・11月 世界ジュニア 試合一覧
またまた準決勝でズルファドリに負け。ズルファドリはそのまま優勝しています。

・12月 全日本総合
準々決勝で田児と対決。


2012年

高校3年生、ジュニアレベルでブレイクの年です。

国際試合はGPやGPGなどにも出ていますが、あまり勝てません。
それより下のカテゴリでは2回戦突破できるようになってきました。
4月の大阪国際は準決勝進出(山田和司に負け)。
アジア選手権ではチェン・ジン(中国、2010年世界選手権優勝)と戦っています。



・7月 アジアユース 試合一覧
みごと優勝。


・11月 世界ジュニア 試合一覧
千葉で行われた世界ジュニアで優勝しました。
決勝の相手はシュエ・ソン(中国)。
ちなみに女子シングルスでは奥原が優勝、山口が準優勝しています。

準々決勝 vs Soo Teck Zhi(マレーシア)

準決勝 vs Heo Kwang Hee(韓国) 別角度

残念ながら決勝の動画は当時から無いっぽいんですよね。


・12月 全日本総合
2回戦 vs 竹村純

準々決勝 vs 田児賢一


続く。

 4年前のスディルマン杯です。
 結果を言ってしまうと、日本は決勝トーナメント準々決勝でタイに敗れています。今なら物足りない結果ですが、当時はまあしょうがないかなって感じだった気がします。

 試合動画もBWF公式としてはグループリーグのデンマーク戦しかなかったようです。
 決勝トーナメント準々決勝の中国vsインドネシアも無いようです。インドネシアが中国を2-1まで追い詰めて面白かった試合だったんですが。


2013年5月19日~26日 スディルマン杯@マレーシア、クアラルンプール

試合動画リスト(BWF公式)
ドロー / 日本はレベル1のグループD  > 決勝トーナメント /  試合結果一覧

↓オフィシャル・トレーラー(30秒)

「31カ国が参加する第13回リーニン・スディルマン杯、この混合団体戦の最高峰で格下が強豪国に勝つ番狂わせが起こる。ランキングは無意味だ。熱狂を体全体で感じ取れ。5月19日から26日、各国のプライドと栄光を掛けた戦いがクアラルンプールのセンターステージで行われる」

決勝トーナメント

決勝 中国 vs 韓国

試合結果

↓優勝を決めた試合


XD シュー・チェン/マー・ジン vs コ・スンヒュン/キム・ハナ
MS チェン・ロン vs イ・ドンクン
MD リュー・シャオロン/チュー・ジハン vs コ・スンヒュン/イ・ヨンデ
WS リ・シュエルイ vs スン・ジヒュン
WD ワン・シャオリー/ユー・ヤン vs キム・ハナ/ジュン・キュンウン 

…この頃リン・ダンは半引退状態であり、世界選手権出場も特別な出場権(ワイルドカード)を与えるかどうかということで揉めていたはずです。まあ団体戦にはリン・ダンが居なくてもチェン・ロンがいるわけですが。

準決勝1 韓国 vs タイ


試合結果

XD コ・スンヒュン/キム・ハナvs S・プラパカモル/S・トントンカム
MS イ・ドンクン vs ブーンサック・ポンサナ
MD コ・スンヒュン/イ・ヨンデ vs M・ジョンジット/N・プアンプアペック
WS スン・ジヒュン vs ラチャノック・インタノン
WD キム・ハナ/ジュン・キュンウン vs S・タエラッタナチャイ/S・トントンカム

…タイXDペアは有名なペアです。引退したのはリオ五輪の少し前でした。
 タイMDで一番上手かったジョンジットはどこに行ったのでしょう。
 ヒジのケガと聞いたんですが。

準決勝2 中国 vs デンマーク


試合結果

XD ツァン・ナン/ツァオ・ユンレイ vs J・フィッシャー・ニールセン/C・ペダーセン
MS チェン・ロン vs ヤン・O・ヨルゲンセン
MD カイ・ユン/フー・ハイファン vs M・ボー/C・モゲンセン
WS リ・シュエルイ vs リーネ・キェルスフェルト
WD ワン・シャオリー/ユー・ヤン vs C・リタ・ユール/C・ペダーセン

…中国MDのカイ/フーは健在。この年の世界選手権までは組んでたはずです。

グループリーグ

グループD 第3戦日本vsデンマーク

試合結果

XD 橋本博且/前田美順 vs J・フィッシャー・ニールセン/C・ペダーセン
MS 田児賢一 vs ヤン・O・ヨルゲンセン
MD 早川賢一/遠藤大由 vs M・ボー/C・モゲンセン
WS 高橋沙也加 vs リーネ・キェルスフェルト
WD 高橋礼華/松友美佐紀 vs C・リタ・ユール/C・ペダーセン

…デンマークのペダーセンはXDとWDの両方に出場。
最初のXDで日本は負けたものの、そこでペダーセンを疲れさせたのが良かったという話だったと思います。
 
 さて日本はグループリーグを1位通過し、決勝トーナメント初戦はタイとの対戦でしたが、結果は…。 

 スディルマン杯は2年に1回行われる男女混合団体世界選手権です。
 2017年は5月21-28日に行われるのでここで2年前を振り返りましょう。
 取り急ぎ日本が出た決勝、準決勝だけ載せました。
 オススメは準決勝の韓国戦です(^^;)

 日本がスディルマン杯の準決勝に進出したのはこれが史上初めてのことです。
 個人的には、前々からこの大会に向けて準備していたと思われるXD(ほぼ)専任ペアの数野/栗原の活躍が印象に残りました。

----
2015年 スディルマン杯 5/10-17@中国、広東省東莞市

・当時の世界ランキング(2015/05/07)
※以下の選手名の横に付けた[数字]は世界ランキングです。
 ただし団体戦のダブルスは普段組まないペアをぶつけてきたりということがありますので、ランクが極端に低いのはあまりアテになりません。

ドロー > 決勝トーナメント
BWF公式動画リスト 

決勝

決勝 中国vs日本


オーダー 試合結果一覧
1 MD フー・ハイファン/ツァン・ナン[8] vs 遠藤/早川[6]
2 WS リ・シュエルイ[1] vs 山口茜[12]
3 MS リン・ダン[2] vs 上田拓馬[25]
4 WD マー・ジン/タン・ユアンティン[19] vs 高橋/松友[1]
5 XD ツァン・ナン/ツァオ・ユンレイ[1] vs 数野/栗原[-]

…勝てる気しないのですが、なんとか高橋松友まで回してほしいところです…笑
 MSの桃田はメンバーには入っていますが負傷で出場選手からは外れています。

準決勝

準決勝1 中国vsインドネシア


オーダー 試合結果一覧
1 MD カイ・ユン/フー・ハイファン[-] vs アーサン/セティアワン[3]
2 WS リ・シュエルイ[1] vs ベラトリクス・マニュプティ[51]
3 MS チェン・ロン[1] vs クリスティ・ジョナタン[63]
4 WD タン・ユアンティン/ユー・ヤン[-] vs マヘスワリ/ポリイ[7]
5 XD ツァン・ナン/ツァオ・ユンレイ[1] vs アーマド/ナッチル[3]

…いかんせん中国相手では女子が厳しそうなインドネシア。
 MSには期待の若手、クリスティを抜擢しました。
 中国はMDにかつてのトップペア、カイ/フーで来ました。

準決勝2 韓国vs日本


オーダー 試合結果一覧
1 MD イ・ヨンデ/ユー・ヨンソン[1] vs 橋本/平田[13]
2 WS スン・ジヒュン[7] vs 奥原希望[10]
3 MS ソン・ワンホ[5] vs 上田拓馬[25]
4 WD チャン・イェナ/ジュン・キュンウン[75] vs 高橋/松友[1]
5 XD コ・スンヒュン/キム・ハナ[8] vs 数野/栗原[-]

…MD、MSは厳しいが何とか一方は勝ってほしいところ。

 WSの奥原は長期のケガもあり、当時は世界トップクラスに割って入れるかどうかという時期でした。その奥原が格上スン・ジヒュンに勝てるかどうかが一つのポイント。第1ゲームを見る限りとても勝てそうにないのですが…。

 WDは勝ってもらいます。
 そして最後のXD数野/栗原。このペアはこの大会に向けてペアを組み準備してきていたはずです。それまで日本にはXDの専任ペアを用意するという体制がありません不十分でした。
 対戦相手はこれまた格上の韓国ペア(のちに世界ランキング1位になる)相手にどれくらいやれるのか。

↑このページのトップヘ