バドミントン観戦Tips

バドミントンの主に国際試合の情報、観戦に役立ちそうな知識など。リンクはご自由にどうぞ。

カテゴリ: バド観戦のススメ

バド観戦のススメ 第2回

おすすめするならもうちょっと具体的に、ということでQ&A方式で行きます。
やや私の主観が入りますが。

バドミントンの国際大会について

Q
どこからバド情報を得ればよいのか?

A
もちろん各新聞などにバド情報が出るでしょうが、バド専用メディアとして

バドミントンスピリット…国内中心だが総合的なサイト
Smash & Net.TV…国内の動画が充実している
Badpal…海外がメイン
日本バドミントン協会…公式な情報はこちら


Q
ランキングの情報は?

A
世界ランキングはここまたはここ
日本ランキングはここ


Q
どんな選手がいるの?

A
日本代表メンバーについてはバド協会公式
その他国内選手については日本リーグ改めS/Jリーグのページ

海外選手については公式的なものはあんまり無いんですが、年1回くらいバドミントンマガジンに特集されますね。
あとは世界ランキングを見て名前と顔を一致させるくらいですか…。
当ブログでもできるだけ海外から情報を持って来てますが、まだまだ全然足りない状態です。


Q
どんな国際試合があるのか?

A
[個人戦]
・五輪/世界選手権 → 現状最高の格だが賞金とか出ない試合。
・全英オープン → こっちは歴史と伝統ある大会。賞金も出る。

その他にスーパーシリーズ(SS)というシリーズが13試合あります。
全英オープンを含めうち5試合がSSプレミアとされ、年末にはSSファイナルがあります。

[団体戦]
・トマス杯&ユーバー杯 → 男子団体と女子団体の世界選手権
・スディルマン杯 → 男女混合の団体世界選手権

それぞれ2年に1回で交互にやります。

詳しくはこちら


Q
いつやっているのか

A
3月 全英オープン(SSプレミア)
5月 団体世界選手権(トマス杯&ユーバー杯/スディルマン杯)
8月 五輪/世界選手権
9月 ジャパン・オープン(SS)
12月 スーパーシリーズファイナルズ

ほかだいたい毎月のようにスーパーシリーズほか何かしらの大会があります。
大雑把なカレンダーはこちら


Q
動画はどこ?

A
BWF公式はこちら。ただし試合動画は2週間ほど制限されるものが多い。
国内についてはSMASH&NET.TV。ランキングサーキット、全日本実業団、全日本社会人、その他学生の試合などが見られる。


バド観戦のススメ 第1回

【NHKリオ】髙橋・松友の大逆転 ノーカットで最後の5ポイントをお伝えします


 いやー、高橋松友の五輪決勝、面白かったですねー。
 それではまた4年後、東京五輪でお会いしましょう…ということでは困るんですよ。

 世間も注目してくれている今こそバドミントン観戦をおすすめしなければ。というか元々そのためにやってきたブログです。
 このブログは海外メインなので国際試合に限って書きますが、もちろん国内の試合のほうが直接見に行きやすいです。
 以下はバドファンには当たり前のことしか書いてないのでつまらなくても悪しからず。

 さてバドミントン観戦を勧める理由は…

1 バドミントンは面白い

 まず何はともあれ面白くないと。
 五輪女子ダブルス決勝は面白かったでしょう?
 まああんな接戦の逆転劇が日本が金メダルを獲る試合で来るとは出来過ぎでしたが。でもあれくらいの接戦は普段からちょくちょく見られます。

 そして世界トップレベルのスピード、正確にラリーを組み立てていく技術、駆け引き…は面白いです。

・月1回くらいは大きな大会をやっている

 また4年後まで見ないというのはもったいない!
 毎年、世界選手権や全英オープンなどありますから見ましょう。
 ほかにもジャパン・オープンを含むスーパーシリーズというシリーズが年間全13回あります。もちろん高橋松友も出場します。
 カレンダーはこんな感じです。
 五輪の次は9月のジャパン・オープンです。

・シングルスもダブルスもどっちも面白い。

 一般に他のラケットスポーツはシングルスの方がメインな感じでしょうし、バドに関してもシングルスの方がやや格は高いのですが、ダブルスも面白いので人気があります。
 ダブルスの派手さに比べればシングルスは若干地味に見えるでしょうが、駆け引きの要素はダブルスより多くて面白いです。


2 日本が強い

・戦国時代の世界バド界。日本はいい位置に居る。

 しばらく中国一強状態でしたが、やや中国にも衰えが見られ、戦国時代の様相を呈しつつあります。日本は2番手グループに居てトップを狙えるいい位置です。他の国はインドネシア、韓国、マレーシア、デンマークなど。

 またそれぞれのカテゴリーで世界ランクトップ10位くらいまでに日本人選手がおり、スーパーシリーズという最上位シリーズでしばしば勝ち上がっています。

 世界ランキングはこんな感じで。
 これに加えてMS4位くらいに桃田が入ってたんですがねー。
 まあまたそのうち入ってくるでしょう。
 

・男子シングルス ― 桃田賢斗
 トップ3強ベテラン勢に次ぐ位置にいる若手の筆頭格。スーパーシリーズでも3回優勝がある。

・女子シングルス ― 奥原希望、山口茜…
 全英を制しリオ五輪銅メダルの奥原に続き女子シングルスもどんどん若手が出てきています。

・男子ダブルス ― 早川/遠藤
 全英準優勝3回。スーパーシリーズ優勝はまだありませんが、このベテランペアが優勝するところを見届けないと。

・女子ダブルス ― 高橋/松友
 あと4年は全力でやるでしょう。高橋松友の活躍はこれからも続きます。そして女ダブでは日本からはいい選手がどんどん出てきます。

・混合ダブルス ― 数野/栗原
 これまで池田/潮田などいましたが、日本としてはミックスは手薄なカテゴリーでした。しかし数野/栗原もつい最近組み始めたペアですが、十分やれますね。今後は力を入れて行くでしょう。渡辺/東野という期待の若手もいます。
 あと栗原さん美人だったでしょう?見ないと。



3 アジアが強い

 ・アジア各国にスター選手がいる。アジアを超えて世界へ。

 有名なアメリカ人、イギリス人、ドイツ人…と言われるとすぐ思いつくでしょうが、じゃあポルトガル人は?サッカーファンならクリスティアーノ・ロナウドがすぐ上がるでしょう。
 じゃあタイ人、インド人、インドネシア人、マレーシア人、台湾人は?と言われるとパッとは上がりにくいのでは。バドにはスターが揃ってます。
 そしてアジアの各都市でバドは人気があります(こちらを参考:アジア各都市でのバド人気(博報堂調べ))。

 これからはアジアの時代です。バドはアジアの共通話題になれる力を秘めています。他にそういうスポーツってあんまり無いと思うんですよね。

 もちろんアジアだけじゃなく欧州からも最近は強豪が出てくるようになりました。デンマークは元から強いですし、リオ五輪の女子シングルス金メダルはスペインのカロリナ・マリンでした。

 ・中国 → スーパースター、リン・ダン以下、各種目にスターが勢揃い。
 ・インド → サイナ・ネワル(女子シングルス)以下、男女ともシングルスに有力な若手が台頭。
 ・韓国 → イ・ヨンデ/ユー・ヨンソン以下男子ダブルス大国。
 ・台湾 → チョウ・ティエンチェン(男子シングルス)、タイ・ツーイン(女子シングルス)。
 ・インドネシア → 伝統ある強豪。アーサン/セティアワン(男子ダブルス)。
 ・マレーシア → 伝統ある強豪。スーパースター、リー・チョンウェイ(男子シングルス)。
 ・タイ → ラチャノック・インタノンほか女子の台頭が著しい。
 ・ベトナム → グエン・ティンミン(男子シングルス)。
 ・香港 → ン・カロン・アンガス、フ・ユン(男子シングルス)。
 などなど。


4 生にこだわらなければネットで簡単に見られる

 ・2週間ほど待てばタダでネットで試合が見られます。
 ・2011年以降の公式な試合映像がyoutubeに多く公開されています。

 もちろんバドミントンの発展のことを考えればJスポーツにお金を払ってもらってバドミントン界にお金が入るほうがいいです。また最近バドを見始めたが、解説がないと意味が分からんという人もJスポがいいです。

 その一方でまだまだバドミントンはメジャースポーツにはほど遠いのでネットでタダで見せることでファン層の拡大を狙うことも大事です。というわけでBWF(世界バド連盟)のyoutubeチャンネルではライブ配信をやっています。

 ただし放映権との兼ね合いで、日本は2週間くらい視聴が制限されます。逆に言えば2週間くらい待ってくれればほとんどすべての試合がタダで合法に見られるということです。将来どうなるかは分かりませんが。

  あと、youtubeには勝手にアップされた(自粛

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