バドミントン観戦Tips

バドミントンの主に国際試合の情報、観戦に役立ちそうな知識など。リンクはご自由にどうぞ。

カテゴリ: WS

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 その1 / その2 / その3

2016年

[主な出来事]
・3月 全英オープン(SSP)優勝。日本人として39年ぶり。
・8月 リオ五輪銅メダル。
・11月 世界ランキング自身最高位の3位を記録
・12月 全日本総合で右肩を負傷。

2016年3月 全英オープン(SSP)

試合一覧
日本人として39年ぶりの優勝で有名な大会。
内容については当ブログの「全英オープン決勝 奥原、高橋/松友優勝!その1」を参照。

決勝 vsワン・シーシャン(中国)
 

[おまけ]奥原の着替え術

 準決勝カロリナ・マリン戦のインターバルにシャツを着替える奥原。
 この着替え方を会得している部活女子は多いが、全英オープンという国際大会の準決勝という場でやったのはおそらく珍しい。しかもこの着替え術は海外バドファンにはあまり知られていなかったらしく、軽く注目された模様。


2016年8月 リオ五輪


試合一覧
ドロー(グループJ決勝トーナメント)

NHKハイライト動画
グループリーグ第1戦 vsシー・トラン・ヴュ(ベトナム)
グループリーグ第2戦 vsリンダウェニ・ファネトリ(インドネシア)
決勝トーナメント1回戦vsペ・ヨンジュ(韓国)
準々決勝 vs山口茜(日本)

準決勝 vsPVシンドゥ(インド)


 この準決勝でPVシンドゥに敗れ、3位決定戦に回りました。
 3決の相手、中国のリ・シュエルイは負傷のため棄権し、銅メダル獲得となりました。

 ↑PVシンドゥは銀メダルを獲得。
 この時は完敗したものの、1年後の2017世界選手権で…。

2016年9月 ジャパンオープン(SS)

五輪から凱旋の母国オープン。
試合一覧

準々決勝 vs山口茜(日本)

…リオ五輪でも対戦しましたが、またもここで当たるのがもったいない日本人対決。
 国際試合では2012年の千葉で行われた世界ジュニア決勝で勝って以来、リオ五輪までの直接対決は奥原の5連勝でした(データはこちら)。
 今回初めて敗れ、しばらく直接対決は負けが続きます。

 その他のジャパンオープンの動画はこちら

2016年12月 全日本総合

2回戦で右肩を負傷、棄権。
全治3か月の重症。

2017年

[主な出来事]
ケガや五輪後の疲れ(?)で前半はいまいち調子が上がらないシーズンだったが…。
・3月 全英オープン(SSP)は1回戦負け
・4月 マレーシアオープン(SSP)準決勝でカロリナ・マリンに負け。
・6月 インドネシアオープン(SSP)2回戦負け。
・6月 オーストラリアオープン(SS)優勝。
・8月 世界選手権優勝。

2017年3月 全英オープン(SSP)

試合一覧
昨年は優勝だったものの今年は1回戦でサイナ・ネワル(インド)に負け。


2017年6月 オーストラリアオープン(SS)

 ケガから不調でしたが、復活優勝で世界選手権に向けて順調な仕上がりか。

試合一覧

決勝 vs 山口茜 (公開待ち)
https://www.youtube.com/watch?v=Rkq_HkUEeFo

2017年8月 世界選手権(BWF)

2017世界選手権WS決勝 奥原希望 vs プサルラ・V・シンドゥ ハイライト
 

2、3週待てば公式のフル動画↓が見られるようになります。
決勝 vs プサルラ・V・シンドゥ(インド)
https://www.youtube.com/watch?v=Jeoihusd1ZA

行ってきます
準決勝
決勝

 感動した…

Q&A

・Q 世界選手権の格は?
 A 今年1年では最高。それより上は4年に一度の五輪だけ。
   大雑把に言えば、五輪>世界選手権>SSP>SS>GPG>GP。
   詳しめに言うとこちら

・Q 賞金は?
 A 世界選手権は五輪と同様、賞金はありません。
  賞金が一番高い大会はスーパーシリーズファイナルで2017年は8万ドル。2018年からは12万ドルとなる予定。奥原は2015年のファイナルで優勝しています。

・Q 今回の勝ち上がりは?
 A こちら参照。
 リオ五輪後ケガで離脱していたせいもあり第7シードから。
 ・2回戦 カナダの選手
 ・3回戦 大堀彩
 ・準々決勝 カロリナ・マリン(スペイン、リオ五輪金メダリスト)
 ・準決勝 サイナ・ネワル(インド、ロンドン五輪銅メダリスト)
 ・決勝 プサルラ・V・シンドゥ(インド、リオ五輪銀メダリスト)

・Q 奥原のプレーを生で見たい。
 A 9月19~24日に東京でジャパンオープンがあります。

・Q 他の選手との対戦成績は?
 A こちらから。


 その1 / その2 / その3

作成中

 その1 / その2 / その3

2014年

[主な出来事]
 ・この年4月に今度は右膝を負傷。
 6月のジャパンオープン(SS)は出られませんでした。
 ・世界ランクを回復するためしばらく下位の大会を回る。
 ・11月香港オープンでスーパーシリーズに復帰。

 以前やっていたtwitterは乗っ取られてしまい、この年8月からいまのtwitterを再開です。
 ↓第一声

 この頃は下位の大会を回っています。動画不足です…。

3月 マレーシア(GPG)ベスト4 試合一覧
4月 大阪国際(IC) 試合一覧
4月 ニュージーランドオープン(GPG) 優勝 試合一覧

7月 台湾オープン(GPG) 1回戦負け 試合一覧
7月 ロシアオープン(GP) 準決勝で負け 試合一覧
9月 ベトナムオープン(GP) 優勝 試合一覧

 このベトナムオープンでは天井が崩落するというアクシデント…
 …でもきっちり優勝。決勝の相手は大堀彩でした。

11月 韓国グランプリ(GP)


 試合一覧
 2度の長期の離脱からようやく国際試合で調子が出始めた頃(?)。

11月 香港オープン(SS)

試合一覧

動画 - 準決勝 vsカロリナ・マリン(スペイン)
 

 やっとスーパーシリーズに戻ってきました。
 のちにこの年から2年連続世界選手権に優勝しさらに2016年のリオ五輪で金メダリストとなるマリン。
 マリンに対して奥原は相性が良く、この初対決に勝ち、その後も2016年の全英までに4-2としている。
 初のSS決勝進出で、決勝の相手はタイ・ツーイン(台湾)。

動画 - 決勝 vsタイ・ツーイン(台湾)
 
 19歳奥原vs20歳ツーインの対決。結果は…。

12月 全日本総合

 国内最高峰の全日本に臨むが…。
 このときはまだダブルスに専念していなかった福島由紀に1回戦で敗れました。
 福島のシングルスが好きな私にとって、この動画は大のお気に入りです。奥原スマン。

 ちなみに福島は廣田と組み、奥原が優勝した2017年の世界選手権で、女子ダブルスで準優勝している。奥原優勝の影に隠れた感があるが、そちらもかなりの快挙である。

第1ゲーム 第2ゲーム ファイナル↓
 

 負けたときは更新しない選手も多いが、反省文を提出するのが奥原スタイル。
 標準じゃなくて照準ですねって添削しちゃったりして。


2015年

[主な出来事]
奥原大復活。この年から本領発揮。
・1月 マレーシアマスターズ(GPG)優勝。
・3月 全英オープン(SSP)は1回戦負け。
・5月 スディルマン杯(男女混合団体)は日本の準優勝に貢献。
・6月 USオープン(GPG)優勝。
・8月 世界選手権は1回戦負け。
・9月 ジャパンオープン(SS)優勝。SS初優勝。
・12月 スーパーシリーズファイナルズ(SSF)優勝。

あけおめ


1月 マレーシアマスターズ(GPG)

試合一覧
 前年12月の全日本総合はイマイチなデキで、代表入りはどうかという感じでしたが、結果的には正しかったようです。

動画 - 準決勝 vs P・V・シンドゥ(インド)
対戦成績1勝1敗で迎えた3度目の対決。
動画 - 決勝 vs 高橋沙也加

1月 中国国際(IC)

試合一覧

3月ドイツオープン(GPG)


試合一覧
準決勝でスン・ジヒュン(韓国)敗れた。

3月 全英オープン(SSP)

試合一覧
全英オープンは世界選手権に次ぐ格、それより何と言っても歴史と伝統のある大会。
ここではワン・イーハン(中国)に敗れあえなく1回戦負け。
しかしこの1年後には…。

3月 インドオープン(SS)

試合一覧
準々決勝でカロリナ・マリン(スペイン)に敗れた。

3月 マレーシアオープン(SSP)

試合一覧
準々決勝でワン・シーシャン(中国)に敗れる。

動画-2回戦 vsラチャノック・インタノン(タイ)

5月 スディルマン杯(BWF)


動画 - 準決勝 スン・ジヒュン(韓国)

 スディルマン杯は男女混合団体戦の世界大会。
 この試合に勝ち日本チームの決勝進出に貢献。

他の試合動画はこちら

6月 USオープン(GPG)

優勝。

決勝 vs佐藤冴香


8月 世界選手権

試合一覧
タイのブラナプラサットスクに敗れ1回戦負け。

9月 ジャパンオープン(SS)

 SS初優勝。
 決勝は山口茜との日本人対決。

動画リスト

準々決勝 山口茜vsリ・シュエルイ(中国)
準決勝 山口茜vsワン・シーシャン(中国)
準決勝 奥原希望vsタイ・ツーイン(台湾)
決勝 奥原希望vs山口茜


2度の大けがを乗り越えた奥原、初優勝の陰に「感謝のつぶやき」 2015-09-14 JSports
「ここまで来られたことに、たくさんのサポート、ファンの皆さんの声に、すべてに感謝して、この舞台を楽しもう、やりきろう、よし!」
試合が始まる直前、コートに入る奥原は、口を動かして感謝の気持ちをつぶやいた。自分に言い聞かせる言葉をつぶやき、礼をしてコートに入る。それが、奥原のルーティンだ。言い聞かせる言葉はいつも「よし」で締める。
その他のジャパンオープンの動画はこちら

ヨーロッパ遠征

公式ブログ - ヨーロッパ

・デンマークオープン(SSP)

試合一覧
2回戦でミシェル・リー(カナダ)に敗れた。

・フレンチオープン

試合一覧

ブログ始めました


12月 全日本総合

第69回全日本総合選手権 WS決勝 vs 佐藤冴香



12月 SSファイナルズ(SSF)

試合一覧
 SSファイナルズは年末に行われるスーパーシリーズ(全12大会)の決勝。
 ランキング上位8人のみが出場できる。
 優勝賞金は8万ドルとバドの中では一番高い。

動画-グループリーグA組 vsカロリナ・マリン(スペイン)
動画-準決勝 vsカロリナ・マリン(スペイン)
動画-決勝 vsワン・イーハン(中国)
  

よいお年を


その3に続く。

 その1 / その2 / その3

作成中
 その1 / その2 / その3

祝、世界選手権優勝!

2017世界選手権WS決勝 奥原希望 vs プサルラ・V・シンドゥ ハイライト
 

公式のフル動画↓ そのうち公開されるはずですが、最近遅いです。
以前は2、3週間で見られるようになってたんですが…。
決勝 vs プサルラ・V・シンドゥ(インド)
https://www.youtube.com/watch?v=Jeoihusd1ZA

 感動した…

Q&A

・Q 世界選手権の格は?
 A 今年1年では最高。それより上は4年に1回の五輪だけ。
   大雑把に言えば、五輪>世界選手権>SSP>SS>GPG>GP>IC。
   詳しめに言うとこちら

・Q 賞金は?
 A 世界選手権は五輪と同様、賞金はありません。
  賞金が一番高い大会はスーパーシリーズファイナル(SSF)で2017年は8万ドル。2018年からは12万ドルとなる予定。奥原は2015年のファイナルで優勝しています。

・Q 今回の勝ち上がりは?
 A こちら参照。
 リオ五輪後ケガで離脱していたせいもあり第7シードから。
 ・2回戦 カナダの選手
 ・3回戦 大堀彩
 ・準々決勝 カロリナ・マリン(スペイン、リオ五輪金メダリスト)
 ・準決勝 サイナ・ネワル(インド、ロンドン五輪銅メダリスト)
 ・決勝 プサルラ・V・シンドゥ(インド、リオ五輪銀メダリスト)

・Q 奥原のプレーを生で見たい。
 A 9月19~24日に東京でジャパンオープンがあります。

・Q 他の選手との対戦成績は?
 A こちらから。

ここから本題

 奥原希望(22歳、156cm)は日本の女子シングルス選手。リオ五輪銅メダリスト。
 2012年世界ジュニア優勝。スーパーシリーズ初優勝は2015年のジャパンオープン。同年のSSファイナルに優勝。2016年の全英オープン優勝、リオ五輪銅メダル。2017年世界選手権優勝。

 世界ジュニアに優勝するような選手は遅かれ早かれ世界のトップ近くまで上がって来るのですが、奥原の場合は負傷による長期の離脱が続いたため、2015年後半あたりになって一気に来た感があります(私が気づいてなかっただけ?^^;)

・公式サイト http://nozomi-okuhara.com/
・Twitter https://twitter.com/nozomi_o11
・ブログ https://ameblo.jp/okuharanozomi/

・Wikipedia( / / ) 
直近2年の出場試合一覧(英語)
・試合の格についてはこちら


半年ごとの世界ランキング推移

2010/12/30 198位
2011/06/30 117位
2011/12/29 83位
2012/06/28 73位
2012/12/27 31位
2013/06/27 35位
2013/12/26 180位
2014/06/26 113位
2014/12/24 25位
2015/06/25 9位
2015/12/31 7位
2016/06/30 6位 2016/10/27 3位 自身最高位
2016/12/29 11位
2017/06/29 8位


2011年


[主な出来事]
・8月 高2でインターハイ初優勝。
・11月 世界ジュニア銅メダル。
・12月 全日本総合史上最年少優勝。

8月 インターハイ

2011年インターハイ決勝(第1ゲーム?のみ)
奥原希望(大宮東)vs福島由紀(青森山田)

高校2年のこの年、インターハイ初優勝です。

11月 世界ジュニア選手権

試合一覧
準決勝でラチャノック・インタノン(タイ)に敗れたものの、銅メダル。

2011年世界ジュニア選手権 WS決勝 奥原希望vsラチャノック・インタノン(タイ)


12月 全日本総合


 高2ながら決勝進出し、しかも対戦相手の廣瀬栄理子が棄権、不戦勝でなんと全日本史上最年少優勝(16歳8ヶ月)


2012年

[主な出来事]
・11月 世界ジュニア選手権優勝。
・12月 全日本総合4強。

9月 ジャパンオープン(SS)

試合一覧
2012年 ジャパンオープン(SS) 2回戦 vsスン・ジヒュン(韓国)

スーパーシリーズは前年のジャパンオープンについで2回めの出場。
奥原は当時世界ランク41位、新人としては悪くない位置です。
スン・ジヒュンは4歳位年上ですが、当時世界ランク8位ですでにトップ選手の一人です。
その胸を借りてどれくらいやれるかという試合。

11月 世界ジュニア選手権

高校2年でインターハイ優勝し、高3のこの年も優勝しました。
国際的には千葉で行われたこの世界ジュニア優勝が一つの画期となるでしょう。

試合一覧 決勝では同じ日本の山口茜に勝ち優勝しました。

12月 全日本総合

準々決勝 vs 高橋沙也加(パナソニック)

ごぞんじ高橋礼華の妹。
当時はパナソニックだが、現在はユニシスで奥原とはチームメイトである。

[ラケット]
 このころ奥原の使用ラケットはヨネックスのボルトリックZフォースですね。
 ヘッドが重いラケットの最上級モデルで、グリップは一番端を握っています。
 ちなみに使用ラケットのメーカーはヨネックス→アディダス→ミズノです。


準決勝 vs 三谷美菜津(NTT東) 動画(別角度)

三谷はこの年フレンチオープン(SS)に優勝している。

後ろからのアングル。
このチャンネル(TVne2)は臨場感あるバド動画を上げてくれます。

 高校時代から大活躍し、まさに希望に満ちあふれています。しかしこの先の2年はケガ(しかもかなり大ケガ)に悩まされ試練の時代です。よく立ち直ったものです。

 また、正直言って身長がネックで世界トップでどれだけ戦えるか個人的には不安でした。しばらく前の時代は長身の中国選手が世界トップを独占していたからです。それを跳ね除けた点でも凄いですね(これは山口茜もそうです)。

 例えば2010年の世界選手権WS決勝はワン・リンvsワン・シンの中国対決でした。
 私は優勝したワン・リンの大ファンでして、174cmの長身、高い技術、高い身体能力をベースに力の抜けた滑らかなプレーで、これが女子シングルスの一つの完成形に見えます。

2010年世界選手権WS決勝 ワン・リン(中国)vsワン・シン(中国)
 

 ちなみにワン・リンは膝の靭帯を負傷し、引退してしまいました(T_T)奥原のように復活して欲しかったです。
 そしてちょうどこの2012年のロンドン五輪決勝はリ・シュエルイ(174cm)vsワン・イーハン(178cm)でした。これら以前の時代も長身中国女子が長らく女子シングルスを支配していました。

2012年ロンドン五輪WS決勝 リ・シュエルイ(中国)vsワン・イーハン(中国)
 

 それはさておき奥原はユニシスに内定し、2012年の12月の日本リーグにダブルスで出ています。
 動画は「松友/奥原のダブルス、早川/松友のミックス」で。


2013年


[主な出来事]
大けがで苦しい1年。
・1月 左膝の半月板損傷で長期離脱。
・11月 中国オープン(SS)で国際試合復帰。

1月 マレーシアオープン(SS)

試合一覧

動画 - 準々決勝 vsサイナ・ネワル(インド、ロンドン五輪銅メダリスト)


 この試合での負傷で1回目の長期の離脱を余儀なくされます。
 第1ゲームを取られ、続く第2ゲームを取り返したものの、第2ゲーム途中のどこかで負傷しておりインターバル中は治療しています。しかしファイナルゲーム0-2の時点でリタイアとなりました。
 春からはユニシスに加入し社会人です。
 診断は左膝の半月板損傷でこの年はほとんど棒に振ることになります。
 手術を経て国際試合に復帰したのは11月の中国オープン(試合一覧)。結果は2回戦負け。

その2に続く。

 その1 / その2 / その3

タイ・ツーイン(Tai Tzu Ying)は台湾の女子シングルス選手。22歳、身長163cm、右利き。直近の世界ランキング(2017/05/11)は1位。2016年の賞金王です。

 直近2年ほどの戦績

 2016年のリオ五輪はベスト16位と振るいませんでしたが、同じ年の終盤から翌年半ばに掛けて、連続した6回のメジャーイベントを全て優勝という凄い戦績です。
 負けた試合はSSファイナルズのグループリーグの対スン・ジヒュン(韓国)戦の1敗のみで、その結果30戦29勝1敗です。優勝した大会は以下のとおり。

 2016香港オープン(SS)
 2016SSファイナルズ(SSF)
 2017全英オープン(SSP)
 2017マレーシアオープン(SSP)
 2017シンガポールオープン(SS)
 2017アジア選手権(SS格)

 以下のインタビューももちろんその話です。

Badminton Unlimited 第174回所収。

・スーパーシリーズに5連勝し、最近ではアジア選手権も優勝したタイ・ツーインがその結果を誇らしく思っているのは当然のことだろう。
・最近の彼女はキャリアでベストと言って良いプレーをしており、この好調は注目に値する。
TaiTzuYing001
タイ・ツーイン
「どの大会も勝てると思っていたわけではありませんが、いつも自分のベストを出し切れるようにしようと思っています
 それは良い試合を見たいと思ってやって来た観客をガッカリさせたくないからです。」

・昨年から連勝が続いていたが、香港オープンの優勝で世界ランキングで五輪チャンピオンのカロリナ・マリン(スペイン)を抜いて1位に躍り出た。

タイ・ツーイン
「香港オープンに出場する前、周りの多くの人たちが世界ランキングのポイントを計算して、香港オープンに勝てば世界ランキング1位になること教えてくれました。
 準決勝の対戦相手はカロリナ・マリンでした。彼女はとても手強い対戦相手ですから、仮に負けるとしても相手をできるだけ苦しめたいと思っていました。簡単に負けたくありませんでした。
 その試合に勝ち、また周りのみんなが期待してくれた通り決勝戦にも勝ち、世界ランキング1位になることができました。
 世界ランキング1位は特に目標としていたわけではありませんが、ベストのプレーを続けることができた結果ですから嬉しいです。」

・昨年の11月から、台湾のエースとして女子シングルスのヘッドラインを飾り続けている。母国台湾での注目はもちろんのことだ。
・周囲の人々の騒ぎとは逆に、タイ・ツーインは控えめで、世界ランキング1位にはしゃいでいるわけではない。

タイ・ツーイン
「世界ランキング1位になったことはゴールの一つというわけではありません。よいパフォーマンスを続けた結果で1位になることができたというだけのことです。
 1位をどれくらい保持し続けることができるかということもあまり問題ではありません。1位だからと言って、すべての試合に勝てるようになったわけではないからです。
 一つ良かったことといえば試合前に選手紹介をされるときに『世界ランキング1位の』と呼ばれるようになったことでしょうか。
 1週間か10年間かはともかく、保持している限り世界ランキング1位と呼ばれるわけですが、そう呼ばれてみるとやっぱり嬉しいものです。」

・タイ・ツーインの才能あふれるフェイント(deceptive shot)は対戦相手やそのファンにとっては悩みの種だ。
・本能的なフェイントのプレーで優位に立てることは彼女も分かっているが、一方でそれに失敗してしまうとリズムや自信を失ってしまうことも確かだ。
・今はできるだけそういうプレーを減らそうと考えているという。
・彼女によれば一生懸命フットワークをして試合中にバランスや安定感を保つことが好調のカギだったという。

タイ・ツーイン
「フェイントに頼るのではなくもっと正統派のプレーをしたいと思っています。
 今では対戦相手も私がフェイントが得意であることを知っています。
 もっと安定感のあるプレーをしてミスを減らし、ミスのせいで負けるようなことを減らしたいです。
 私はとても頑固な性格で、調子が悪い時にミスをしても同じショットにこだわり続けてしまって、同じミスを繰り返して失点を重ねてしまうという悪い癖がありました。
 今では調子が悪い時はフェイントを使うのは避けるようにしています。」

・スーパーシリーズ5連勝はまれに見る戦績だ。
・しかしタイ・ツーインは結果よりも、試合の中でどういうプレーをできるかという、内容の方に重点を移しつつある。
・それは、勝たなければならないというプレッシャーの中にいるよりも、よりリラックスしている方が上手く行くことが分かってきたからだ。

タイ・ツーイン
「結果よりは過程を重視しています。
 練習の中でかなり努力をしていますが、試合に簡単に勝ったようなときは、練習でやったことを試すことができません。
 試合に負けることもあるが、そういうときは練習でやっていたことを試してみて、そしてより大きな目標を実現したいです。」

・新女王の彼女は8月に行われる世界選手権では有力な優勝候補だろう。
・しかし世界選手権での活躍を期待してるファンはガッカリすることになりそうだ。


タイ・ツーイン
「今年の世界選手権は欠場することになると思います。
 今年は母国台湾で行われるユニバーシアード(world university games)に出場するからです。
 台湾がこのような大きな大会のホスト国になるのは初めてのことなので、台湾に残って手助けをしたいと思います。
 何かを得るためには何かを諦めなければなりません。
 世界選手権は毎年ありますが、台湾が大きな大会を主催することはこれまで何年も無かったことです。
 この大会に参加しなかったら後悔すると思います。
 次の年の世界選手権までこの好調が維持できると期待しています。」

・彼女のプレーを世界選手権で見られないのは残念だが、どんな試合に出ても彼女の不思議なプレーが私達を楽しませてくれることは確かだろう。


動画

2016香港オープン
決勝 vsプサルラ・V・シンドゥ(インド)


2016スーパーシリーズファイナルズ
グループリーグ vsラチャノック・インタノン(タイ)
グループリーグ vsスン・ジヒュン(韓国)
準決勝 vsスン・ユ(中国)
決勝 vsスン・ジヒュン(韓国)


2017全英オープン
準々決勝 vsプサルラ・V・シンドゥ(インド) 
決勝 vsラチャノック・インタノン(タイ)


2017マレーシアオープン
準決勝 vsスン・ジヒュン(韓国)
決勝 vsカロリナ・マリン(スペイン)

2017シンガポールオープン
決勝 vsカロリナ・マリン(スペイン)

2017アジア選手権
決勝 vs山口茜 ハイライト


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