バドミントン観戦Tips

バドミントンの主に国際試合の情報、観戦に役立ちそうな知識など。リンクはご自由にどうぞ。

カテゴリ: MS

 桃田のこれまでを振り返ります。
 桃田賢斗は日本の男子シングルス選手。世界ランキングは最高時2位(2016年4月7日)。22歳、身長175cm、左利き。スーパーシリーズ4勝。

 桃田賢斗 - Wikipedia

 ところで、ごぞんじの通り桃田がランキングサーキットで1年ぶりの国内復帰戦を戦っています。見た感じプレーにあまり変わりは無いように思います。
 2回戦以降はSMASH and NET.TVからご覧ください。

 (※ちなみにランキングサーキットのほか全日本社会人、全日本実業団などの日本国内の試合動画はSMASH and NET.TVtv2ne1に上がることがあります。)

日本ランキングサーキット
1回戦 vs 和田周 別角度1st2nd


決勝 vs 上田拓馬


 WSの奥原もそうですが、なぜかトップクラスの選手は大怪我や休養・長期離脱しても1年くらいで普通に戻ってくることが多いので(しかも順位は元通り)、別に怪我したわけでもない桃田なら大丈夫でしょう。
 世界トップレベルでの試合勘はまだ戻ってないでしょうが、スーパーシリーズを転戦する日々も遠くなさそうです。
 アクセルセンなどライバルたちにどれくらい差を付けられたか、あんまり差がついてないのか気になりますねー。

2009年

中学3年の年。国内的には全中で優勝しています。

・11月 韓国国際 試合一覧
この年はこの1大会だけですが、韓国国際に出ていたようです。
デビュー戦はソン・ワンホ(韓国)に負け1回戦敗退。

2010年

高校1年の年。

・4月 世界ジュニア ドロー
1回戦でズルファドリ・ズルキフリ(マレーシア)に負け。
この年の世界ジュニア優勝はヴィクター・アクセルセン(デンマーク)でした。

その他この年は大阪国際、韓国オープン(GP)に出ていますが、1~2回戦で負けています。


2011年

高校2年の年は下位カテゴリに4戦出場もやっぱり1~2回戦で負けています。
ジャパンオープンにも出ていますが1回戦負け。

・7月 アジアユース 試合一覧
準決勝でまたズルファドリに負け。

・11月 世界ジュニア 試合一覧
またまた準決勝でズルファドリに負け。ズルファドリはそのまま優勝しています。

・12月 全日本総合
準々決勝で田児と対決。


2012年

高校3年生、ジュニアレベルでブレイクの年です。

国際試合はGPやGPGなどにも出ていますが、あまり勝てません。
それより下のカテゴリでは2回戦突破できるようになってきました。
4月の大阪国際は準決勝進出(山田和司に負け)。
アジア選手権ではチェン・ジン(中国、2010年世界選手権優勝)と戦っています。



・7月 アジアユース 試合一覧
みごと優勝。


・11月 世界ジュニア 試合一覧
千葉で行われた世界ジュニアで優勝しました。
決勝の相手はシュエ・ソン(中国)。
ちなみに女子シングルスでは奥原が優勝、山口が準優勝しています。

準々決勝 vs Soo Teck Zhi(マレーシア)

準決勝 vs Heo Kwang Hee(韓国) 別角度

残念ながら決勝の動画は当時から無いっぽいんですよね。


・12月 全日本総合
2回戦 vs 竹村純

準々決勝 vs 田児賢一


続く。

…『オリンピアンの生い立ち』という3分半の短いドキュメンタリーです。

 いまいち時期が分からないのですが、インタビューの収録は2008年の北京五輪の直前で、その後に編集されたものでしょうか。

 

林丹の母(ガオ・シウユ、Gao Xiu Yu)
「 コーチたちが『彼には才能がある』と言ったのは息子がまだ9歳のときでした。小さな村にとどまっていてはせっかくの才能が無駄になるというんです。 息子は『お母さん、行きたくない』と言いましたが、私は『そのうち訪ねていくからね』と(本心ではないことを)言って送り出しました。息子の将来のことを考えるとちょっとした嘘が必要だったのです。」

林丹
「母に自分を連れ帰って欲しいと思い、ほとんど毎日のように手紙を書きました。」


「週に1回だけ電話で話しました。」

林丹
「母の声を聞くだけでこみ上げて来ました。僕が泣き出すと母も泣いていました。」


「息子が泣いているのは分かりましたし、最初のうちはちゃんと話せないようでしたが、そのうち落ち着かせることができました。息子がかすれた声でしゃべっていたので泣いてるのが分かりましたし、私も泣いていました。」

林丹
「母が断固とした態度だったことには感謝しています。僕がどんなにお願いしても家に連れ帰ることはありませんでした。」


「半年もすると息子も変わってきました。コーチたちも息子のことをとてもよい選手だと言っていました。彼を行かせて正解でした。上達するに従って、息子も私達を必要としなくなっていきました。
 2004年の(アテネ)オリンピックの前まで、私たちはみんな息子のことを精神的に強靭だと思っていました。誰も一回戦で負けるとは思っていませんでした。一回戦敗退で息子も辛かったでしょう。息子には『負けたことをあんまり深く考えないようにしなさい。一からまたやり直せばいい。一つ一つの試合を大切に』と言いました。」

・アテネ五輪 MSドロー …第1シードだがロナルド・スシロ(シンガポール)に1回戦負け。
・北京五輪 MSドロー
・ロンドン五輪 MS決勝トーナメントドロー

↑「リン・ダン、男子シングルスで史上初めて五輪2大会(2008北京・2012ロンドン)連続優勝を達成」
という2分程度の動画(オリンピック公式)
スマッシュを上から取るカメラワークがカッコいいですね。


林丹
「自分のキャリアで一番自分を変えたのは、あの2004年のオリンピックの一回戦負けです。」


「それからの4年間は彼にとっても難しい時期だったでしょう。」

林丹
「この4年はとても消耗させられました。休みはほとんどありませんでしたが、母親と一緒のときだけは安心することができました。不安になったときは実家に戻って来ると母が落ち着かせてくれました。」


「どんな選手にも失敗はあるものです。でも林丹は決して諦めませんでした。彼はいつも前に進み続けました。
 彼がプレーしているところを見るのは緊張するので、試合はめったに見ません。でも今回は最後の(?)オリンピックだから必ず見て応援します。」

林丹
「コートに一歩入ればそこは戦場ですし、究極の勝利のために戦わなくてはなりません。」


「彼は勝つべき試合はすべて勝ってきました。そして北京五輪が(?)最後のステップです。もし勝つことができれば完璧でしょう。」

林丹
「今はあまり勝ち負けにはこだわっていません。今は忍耐が必要な時です。あまり周囲の期待に影響されないようにしています。今一番大切なのは家族、そして母です。」

2008年 北京五輪MS決勝 vs リー・チョンウェイ(マレーシア)
ハイライト(五輪公式) ハイライト

 

 リー・チョンウェイ(以下LCW)はマレーシアの男子シングルス選手。身長174cm、右利き、34歳。
 直近の世界ランキングは1位(2017-03-02)。

[主な戦績]
 ・オリンピック:銀メダル3回(2008北京、2012ロンドン、2016リオ)
 ・世界選手権:準優勝3回(2011年、2013年、2015年)
 ・全英オープン:優勝3回(2010年、2011年、2014年)
 ・2009年1月以降で世界ランキング1位は324週。


Badminton Unlimited 第157回(2017-01-03)所収。

[要約]
・LCWは史上最も優れたバドミントン選手の1人であろう。
・十数年に渡って男子シングルスの世界トップレベルで活躍し、選手やファンから尊敬を受けてきた。
・33歳(※当時)の現在も世界ランキング1位である。
LeeChongWei001
LCW
「・マレーシア代表には17年ほど所属しているが、自分に残された時間は1、2年ほどだろう。
・引退するまではバドミントンを楽しみたい。
・みんな僕が引退したあとの予定について知りたがっているが、引退後も代表チームのコーチや何かの形でバドミントンに関わり続けるつもりだ。
・関わり続けることは確かだが、それ以上については今はまだ何も決まっていない。」
ChewLawrence001
ローレンス・チュー(マレーシアバドミントン協会[BAM]ジェネラルマネージャー)
「・LCWはマレーシア国内だけでなく世界的なレベルでバドミントンに大きく貢献してきた。
・彼はトップトーナメントで何年も転戦し続けてきているが、それが可能なのは規律というセンスが備わっているからだ。
・その規律と情熱は、マレーシア若い選手のみならず世界中で彼を目指す若い選手たちに受け継がれると思う。」

・LCWはスーパーシリーズ44勝という輝かしい戦績を誇る。
・しかし2つのメジャー大会、オリンピック・世界選手権での金メダルを獲得できていない。
・2016年リオ五輪も決勝で敗れ、3大会連続銀メダルとなり、引退も噂された。
・しかし現在LCWは2017年の世界選手権を目標としている。

LCW
「・次が僕のおそらく最後の世界選手権となるだろう。
・オリンピックにはほとほと苦労させられた。
・リオは最後のオリンピックだったと言えるが、4大会16年に渡って参加したことになる。
・2017年の世界選手権に出場した後は、自分の体のコンディションがどうかを見て、行けると思ったら2018年もプレーするつもりだ。」

・LCWはマレーシアに栄光と誇りをもたらしたが、引退の時はかならずやって来る。
・そこで大きな疑問は誰が彼の跡を継ぐのかということだ。
・現在マレーシアのMSの2番手はイスカンダール・ズルカナイン・ザイヌッディンだ。
・世界ランキングは現在33位でトップの選手からはまだ遠いが、昨年スーパーシリーズの準決勝に勝ち上がり有望な選手であることを示した。

LCW
「・僕が引退した後は彼が跡を継ぐことになると思う。
・彼にはトップ10に入る実力はあると思うが『次世代のLCW』になるには苦労することだろう。
・でもそれはマレーシアだけのことではなく、中国・インドネシア・デンマークも同じ状況に直面している。
・中国が次のリン・ダンを生み出すのはとても難しいだろう。
・インドネシアのタウフィック・ヒダヤット、デンマークのピーター・ゲードの後継者を見つけ出すのに苦労している。
・僕の後継者を見つけ出すのも簡単なことではなく、それには忍耐が必要だろう。」
ZulkarnainIskandar001
イスカンダール・ズルカナイン 戦績
「・自分がLCWの位置に取って代わることは想像もできない。
・マレーシア人にとってLCWは別格な選手なので、当分のあいだ彼に取って代わる選手は現れないと思う。」

・次世代のマレーシア選手たちはLCWから彼の勝利へのこだわりを学ぶことはできるだろう。
・妥協のない厳しい練習など彼がバドミントンのために捧げてきたものが無かったとしたら、今日の彼の地位はなかっただろう。

ローレンス・チュー
「・マレーシアの若い選手たちの中には、LCWの後を継ぐことがどれほど難しいことなのか分かっていない者もいる。
・LCWの後継者は簡単には現れないだろう
・LCWに『今のレベルにどうやって達することができたのか』と聞けば、どれほど多くの練習をこなしてきたかについて答えてくれるだろう。
・じっさい彼は長年に渡って信じられない程の練習をこなしてきた。
・若手選手たちも彼と同じくらいそれをやることができれば、彼の後継者になる者が現れるかもしれない。」

LCW
「・マレーシアには若い有望な選手が多くいるが、彼らの中には大志や一番になろうという勇気が欠けた選手もいる。
・自分が若かった頃を思い出してみると、練習や試合のあいだ、自分は高い期待を持ち高い目標を設定していた。
・そういう面で自分の態度はチームメイトたちとは違っていたし、コーチが練習中になんと言おうと、自分が誰よりもしっかりと練習をやろうと思っていた。
・どんな練習内容であっても、自分がいちばん上手くやろうとしていた。
・それが今ある自分を作ったのだと思う。
・若手選手たちも夢を追って、決して諦めないでほしい。」


動画

2016年マレーシアマスターズ[GPG]
決勝 リー・チョンウェイvsイスカンダール・ザルカナイン・ザイヌッディン
ハイライト


2011年全英オープン
決勝 リー・チョンウェイvsリン・ダン(中国)


2014年全英オープン
決勝 リー・チョンウェイvsチェン・ロン(中国) ハイライト

公式配信は映像が乱れるところがあります。
ハイライトはできが良いです。

 2016年12月29日の世界ランク上位50人+αを対象。
 年齢は2016年12月31日時点のものです。
 今年の誕生日を迎えた人はこの年齢+1歳になります。
 太字は国際試合のレベルで現役の選手。
 青字はトップ10。

年齢[世界ランキング]選手名 マウスオンで(国籍[その国で何番手か] 生年月日)
44Indonesiaヘンドラワン
43Indiaプレラ・ゴピチャンド
42Denmarkピーター・ラスムセン
41
40Denmarkピーター・ゲード
39Malaysiaウォン・チューハンChinaジ・シンペン
38
37Chinaシャー・シュアンザJapan舛田圭太 / Singaporeロナルド・スシロChinaチェン・ホン
36[18]Koreaイ・ヒョンイル /Koreaション・センモー
35Indonesiaタウフィック・ヒダヤット / [13]Hong Kongフ・ユン
34Japan佐々木翔Japan佐藤翔治 / [33]Thailandブーンサック・ポンサナMalaysiaムハマド・ハフィズ・ハシム / [1]Malaysiaリー・チョンウェイ
33[42]Vietnamグエン・ティエンミンChinaバオ・チュンライ / [6]Chinaリン・ダン
32[25]Hong Kongウェイ・ナン / [12]Germanyマーク・ツヴィーブラー / [26]Indonesiaソニー・ドゥイ・クンコロKoreaパク・スンファン
31[37]Spainパブロ・アビアンIndonesiaシモン・サントソ
30Chinaチェン・ジン / [14]Denmarkハンス・クリスティアン・ヴィッティングス / [34]Franceブライス・ルベルデ / [16]Englandラジブ・ウーセフIndiaカシャップ・パルパリ / [44]Swedenヘンリ・ハースカイネン
29[43]Malaysiaチョン・ウェイフェン / [49]Malaysiaダレン・リュー / [19]Indiaアジェイ・ジャヤラム / [2]Denmarkヤン・O・ヨルゲンセン
28Chinaドゥ・ペンユ / [4]Koreaソン・ワンホ / [21]Indonesiaトミー・スギアルトIndonesiaディオニシウス・ハヨム・ルンバカ
27Singaporeジリアン・デレク・ウォン / [50]Israelミシャ・ジルバーマン / [5]Chinaチェン・ロン / [47]Japan上田拓馬Japan田児賢一
26[8]Chinese Taipeiチョウ・ティエンチェンChinaワン・ツェンミン / [17]Hong Kongウォン・ウィン・キ・ヴィンセント / [11]Thailandタノンサック・サンソンブーンサック / [32]Koreaイ・ドンクン
25[46]Denmarkエミル・ホルスト / [23]Malaysiaイスカンダール・ズルカナイン / [48]Chinese Taipeiリン・ユーシェン / [30]Chinese Taipeiシュー・ジェンハオ
24[7]Chinaティアン・ホウウェイ / [28]IndiaH・S・プラノイ / [36]Indiaサイ・プラニース・B / [24]Chinaチャオ・ビン / [45]Indiaソウラブ・ヴァーマ
23[20]Chinaフアン・ユーシャン / [15]Indiaキダンビ・スリカンス / [31]Malaysiaズルファドリ・ズルキフリ
22[3]Denmarkヴィクター・アクセルセン / [41]Chinaシュエ・ソン / [9]Hong Kongグ・カロン・アンガスJapan桃田賢斗 / [35]Indiaサミール・ヴァーマ
21[29]Chinese Taipeiワン・ツウェイ / [38]Koreaジョン・ヒョクジン / [39]Indonesiaイーサン・モーラナ・ムストファ
20[10]Chinaシー・ユーチー / [40]Indonesiaアンソニー・シニスカ・ギンティン
19[27]Denmarkアンダース・アントンセン / [22]Indonesiaジョナタン・クリスティ

↑このページのトップヘ