[追記2017-10-14]
2017年のジャパンオープンでリー・チョンウェイは417km/hを出しました。
それを含めてまとめてくれた動画↓(1分25秒あたりから)
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Lee, Intanon Clock Fastest Hits - BWF Fansite 2016-05-10
2015年9月以降の期間でのスマッシュ速度のランキングが出てました。
男子ダブルスの方が速いと思いますが、今のところシングルスだけのようです。
ダブルスについては「インドリーグで426km/hのスマッシュ」を参照。
※元の記事で9位ヴィッティングスは398km/hとなっていますがたぶん396km/hの間違いなので直しました。
女子シングルス
記事によると男子は390km/hくらいを普通に出しており、また女子もそれほど大きく劣っているわけではないとのこと。
ちなみに試合ではなく「実験室」のような条件で出した最速はタン・ブンヒョン(マレーシアMD)の493km/hです。
ヒダヤットの305km/hのスマッシュ
↑最近ではあまり聞くことのできない高音です。
今の基準なら何km/hなんでしょう。
ラケットは確かアーマーテック700だったような…。
試合は2006年世界選手権(マドリード)の1回戦ヒダヤットvsグ・ウェイ(Ng Wei、香港)戦です。
ヒダヤットは3回戦でチェン・ホン(中国)に敗れました。
今回スマッシュの速度を計測したのはホークアイ・イノベーション社です。線審に対するチャレンジのテクノロジーを担当していることでお馴染みです。チャレンジができるのはSS格以上の試合だけですから、このランキングもメジャーイベントやSSに限るということでしょうね。グランプリでこれを上回るスマッシュ撃ってる選手がいたりして…笑
とりあえずリー・チョンウェイの397km/hスマッシュ(11分20秒あたりから)は見つかりました。これは決勝のティアン・ホウウェイ戦で第1ゲーム2-4からのラリーのもの。しかもボディ・スマッシュでした。痛くないんでしょうか。ラリーのパターンは上のヒダヤットの場合と同じでしたね。
ところでスマッシュスピードには使うシャトルも影響しますが、記録を見るとジャパン・オープンがまとまって上位に出ているので、どうもそのときはシャトルが速かったのかなという気がします。もっとも、他の上位の試合もそうだったかもしれませんが。
そして最後に、数字はあくまでも初速であって手元に来るときはかなり失速しています。例えばヨネックスのラケット、ボルトリックZフォースの場合でこの通りです。
2017年のジャパンオープンでリー・チョンウェイは417km/hを出しました。
それを含めてまとめてくれた動画↓(1分25秒あたりから)
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Lee, Intanon Clock Fastest Hits - BWF Fansite 2016-05-10
2015年9月以降の期間でのスマッシュ速度のランキングが出てました。
男子ダブルスの方が速いと思いますが、今のところシングルスだけのようです。
ダブルスについては「インドリーグで426km/hのスマッシュ」を参照。
スマッシュ速度ランキング(2015.9 - 2016.5)
男子シングルス順位 | 選手(国籍) | 速度 | 記録した試合 |
---|---|---|---|
1 | リー・チョンウェイ(マレーシア) | 408km/h | 2015年香港オープン |
2 | ヤン・O・ヨルゲンセン(デンマーク) | 407km/h | 2016年マレーシアオープン |
3 | ヴィクター・アクセルセン(デンマーク) | 404km/h | 2015年ジャパン・オープン |
4 | パルパリ・カシャップ(インド) | 401km/h | 2015年ジャパン・オープン |
5 | リン・ダン(中国) | 401km/h | 2015年ジャパン・オープン |
6 | 桃田賢斗(日本) | 399km/h | 2015年ジャパン・オープン |
7 | リー・チョンウェイ(マレーシア) | 397km/h | 2015年香港オープン |
8 | アジェイ・ジャヤラム(インド) | 397km/h | 2015年韓国オープン |
9 | H・K・ヴィッティングス(デンマーク) | 396km/h | 2016年全英オープン |
10 | ティアン・ホウウェイ(中国) | 395km/h | 2016年全英オープン準決勝 |
11 | ソン・ワンホ(韓国) | 394km/h | 2016年シンガポールオープン決勝 |
12 | チェン・ロン(中国) | 392km/h | 2015年ドバイSSファイナル |
13 | 桃田賢斗(日本) | 390km/h | 2016年インドオープン準々決勝 |
14 | 佐々木翔(日本) | 390km/h | 2016年全英オープン2回戦 |
女子シングルス
順位 | 選手(国籍) | 速度 | 記録した試合 |
---|---|---|---|
1 | ラチャノック・インタノン(タイ) | 372km/h | 2016年マレーシアオープン準決勝 |
2 | タイ・ツーイン(台湾) | 360km/h | 2016年全英オープン準々決勝 |
3 | ワン・イーハン(中国) | 359km/h | 2016年マレーシアオープン準決勝 |
4 | サイナ・ネワル(インド) | 357km/h | 2016年全英オープン2回戦 |
5 | カロリナ・マリン(スペイン) | 356km/h | 2016年全英オープン準決勝 |
6 | 山口茜(日本) | 352km/h | 2015年ジャパン・オープン |
7 | P・V・シンドゥ(インド) | 349km/h | 2015年デンマークオープン |
8 | 奥原希望(日本) | 347km/h | 2015年ジャパン・オープン |
9 | ブサナン・オンバンルンパン(タイ) | 343km/h | 2016年全英オープン2回戦 |
記事によると男子は390km/hくらいを普通に出しており、また女子もそれほど大きく劣っているわけではないとのこと。
ちなみに試合ではなく「実験室」のような条件で出した最速はタン・ブンヒョン(マレーシアMD)の493km/hです。
計測方法の変更
スマッシュの速度の計測方法は2年くらい前に変わった(精度が上がってより初速に近い範囲で計測するようになった?)ため、ずいぶん「速く」なりました。それまでの最高は、シングルスではタウフィック・ヒダヤット(インドネシア)の305km/h、ダブルスではフー・ハイファン(中国)の324km/hが最高だったと思います。ヒダヤットの305km/hのスマッシュ
↑最近ではあまり聞くことのできない高音です。
今の基準なら何km/hなんでしょう。
ラケットは確かアーマーテック700だったような…。
試合は2006年世界選手権(マドリード)の1回戦ヒダヤットvsグ・ウェイ(Ng Wei、香港)戦です。
ヒダヤットは3回戦でチェン・ホン(中国)に敗れました。
今回スマッシュの速度を計測したのはホークアイ・イノベーション社です。線審に対するチャレンジのテクノロジーを担当していることでお馴染みです。チャレンジができるのはSS格以上の試合だけですから、このランキングもメジャーイベントやSSに限るということでしょうね。グランプリでこれを上回るスマッシュ撃ってる選手がいたりして…笑
余談
さて早速リー・チョンウェイの408km/hスマッシュを探しましたがBWF公式の配信動画では今のところ見つかりません。2015年香港オープンの1回戦か2回戦かもしれません。上位同士では万全の態勢で撃てることは少なくても不思議ではありませんが。また、シングルスでは返球された場合のことを考えると、100%全力でのスマッシュはなかなか打ちづらいというのもあります。とりあえずリー・チョンウェイの397km/hスマッシュ(11分20秒あたりから)は見つかりました。これは決勝のティアン・ホウウェイ戦で第1ゲーム2-4からのラリーのもの。しかもボディ・スマッシュでした。痛くないんでしょうか。ラリーのパターンは上のヒダヤットの場合と同じでしたね。
ところでスマッシュスピードには使うシャトルも影響しますが、記録を見るとジャパン・オープンがまとまって上位に出ているので、どうもそのときはシャトルが速かったのかなという気がします。もっとも、他の上位の試合もそうだったかもしれませんが。
そして最後に、数字はあくまでも初速であって手元に来るときはかなり失速しています。例えばヨネックスのラケット、ボルトリックZフォースの場合でこの通りです。
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