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 このページは決勝のダブルスについてです。
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[1]Okuhara Takes ‘All England’ Cake – Finals: YONEX All England Open 2016 - BWF公式
[2]Russia Leads First-Timers’ Rout – Finals: YONEX All England Open 2016 - BWF公式
[3]ALL ENGLAND Finals – 6th title for Lin Dan! - Badzine

●WD
高橋礼華/松友美佐紀[21-10 21-12]タン・ユアンティン/ユー・ヤン(中国)

・高橋/松友ペアは2015年は苦しみ、世界ランキング1位も明け渡したが、リオ五輪前のこの時期に素晴らしい復活を遂げた。
・昨年の全英では活躍できなかったが、今回は高橋/松友が中国のベテランのユー・ヤン、若手のタン・ユアンティンに勝ち優勝した。
・タン・ユアンティンはバオ・イーシンとのペアで去年優勝している。
・日本と中国のWDでの争いは近年よく見られるところで、日本が簡単に勝つことはなかなかないが、今回は21-10、21-12の快勝だった。
・パワフルかつ繊細なこのペアは試合を通して終始安定したプレーを見せた。

松友美佐紀
「・相手にプレッシャーを掛ける必要があったが、それを試合の早い段階からやった。」[2]

高橋礼華
「・全英ではこれまで結果が出ていなかったが、今日は勝てて嬉しい。特に相手がこのペアだったので。決勝のために自分たちのベストをとっておいた。
・今回はリオ五輪のよい準備になったし、この結果は自分たちが一番良かった頃の状態を取り戻しつつある証拠。」[2]





●MD
早川賢一/遠藤大由[21-23 21-18 21-16]ウラジミール・イワノフ/イワン・ソゾノフ(ロシア)

しばらくロシアペアは見てなかったんですがだいぶ上手くなってました。
もっと雑なイメージだったんですが。
早川/遠藤はこれまで2度の準優勝(2013年2014年)の経験があります。
3度めの正直と行きたいところでしたが…。

ウラジミール・イワノフ
「・全英ではこれまで5度1回戦負けだった。
・ロシアでは『あのペアは1勝できたら優勝できるだろう』とジョークを言われていたが、これは奇跡だ。」[2]

・第1ゲーム、ロシアペアは14-9とリードするが緊張と早川/遠藤の粘り強い反撃で、このゲームを日本ペアがわずかな差で取る。
・そこからロシアペアは少しでも上がればイワノフが角度のあるスマッシュを打つことで攻撃の勢いをつかんだ。
・ソゾノフもネット際で相手に脅威を与えるようなプレーを続け、第2ゲームをロシアペアが取った。
・ファイナルゲーム、7-7までは競ったものの以降はそのままロシアペアが勝ち切った。
イワン・ソゾノフ
「・今回がスーパーシリーズ初の決勝進出で、しかも世界で最も格の高い大会を勝つことをできて、とても誇りに思うし興奮している。
・これはロシアにとっては新しい1ページだし、またもう一度成し遂げたいと思うような素晴らしい経験だった。
・勝利の後にやった『ハカ』(※ラグビーのニュージーランド代表などが行うことで有名)のパフォーマンスは、印象的なダンスだと思っていたので。」[2]

・ランクでは格上の早川/遠藤は全てを出し切ったが、今回もまた全英優勝には届かなかった。
・それ以上に彼らはいつスーパーシリーズを勝てるのかという疑問もそのままになってしまった。
・記者たちの質問に答えるには厳しい敗北であり、彼らは足早に立ち去った。


●XD
P・ジョーダン/D・スサント(インドネシア)[21-12 21-17]J・フィッシャー・ニールセン/C・ペダーセン(デンマーク)

・インドネシアはアーマド/ナッチルが2012~14年に3年連続優勝している。
・今年は同国のジョーダン/スサントが初優勝を飾り、後継者の地位に踊り出た。

デビー・スサント
「・全英チャンピオンになってとても嬉しい。
・今回は厳しいトーナメントだったが夢がかなった。
・今日は決勝ではなくただの試合なんだと思うように心がけた。
・スタジアムに駆けつけたインドネシアのお客さんの応援がのおかげで勝つができた。」[2]
「・でももう次のトーナメントに勝つことを考えなくてはならない」[3]

ヨアキム・フィッシャー・ニールセン37歳、優勝ならず。
BWF公式にこの人の以前のインタビュー記事があったので近いうちにアップしたいと思います。