[追記 2018/7/11]
 けっきょくこの件の真偽について確証はなかったのですが(なら訳すなって感じですが…)その後ユールについてこのようなニュースが。
 えーっと、ということは…。
 可能性(1)下のニュースは嘘。すみません。
 可能性(2)別に矛盾しない。寛容の世界。

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 Badzineなどが(まだ)報じていないので若干内容の真偽に不安が残ります。
 報じていないのはいちいち大騒ぎするほうがカッコ悪いということでしょうか…?
 さすがに全くのデマというわけでもなさそうなので訳します。

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 カミラ・リタ・ユール(33歳、183cm、左利き)/クリスティナ・ペダーセン(31歳、178cm、右利き)はデンマークの女子ダブルスペア。リオ五輪銀メダリスト。リオ五輪決勝での高橋/松友との名勝負は記憶に新しい。直近の世界ランクは4位。

 ↓2016年リオ五輪から1月後のジャパンオープンで。

「カップルであることはバドミントンをプレーする上で役に立っている」
同性愛関係を告白したデンマークペア
'Being a couple helps us play better': Danish badminton partners after announcing relationship - The Local dk - 2017-10-10

[訳]
 デンマークの女子ダブルスペアが8年間秘密にしていた同性カップルの関係を公表した。

 クリスティナ・ペダーセンとカミラ・リタ・ユールがTV2(※デンマークのテレビ局)に語ったところによれば、彼女たちは「コートの外での関係」を公表したことでどうなるか、今はもう心配していないという。

 二人はこの数年間では世界で最も素晴らしい女子ダブルスペアの一つだと言ってよいだろう。
 2012、2014、2016、2017年の欧州選手権に優勝。2015年インドネシアで行われた世界選手権で準優勝(※なぜかリオ五輪銀メダルに触れていない)。現在世界ランクは4位である。

 この火曜日(※2017/10/10)に放映されたTV2の番組‘Go’ morgen Danmark’の中で彼女たちは2009年から同性愛の関係にあったことを明らかにした。

 彼女たちによれば、公表に踏み切ったのには2つの理由があるという。

カミラ・リタ・ユール
「1つ目の理由はクリスティナと私は、同性愛ではなく、このスポーツで成し遂げたことで注目されたいと思ってたということです。」

クリスティナ・ペダーセン
「私たちはバドミントンの実力で認知されたかったんです。そして今はもう十分に認知されていると思っています。だから同性愛の関係を公表するときが来たと思いました。」
 ↑2017年の世界選手権から(左ユール/右ペダーセン)

 2つ目の理由は身の安全の問題だという。
 彼女たちがプレーする国では同性愛の選手であることが潜在的な問題になる国は多い。

ユール
「私たちが準備ができるまで同性愛の関係を公表しなかったのは、スポーツという面で言えば身の安全の問題からです。特定の国ではプレーしないという選択ができるような立場になるまで待つ必要があったのです。」

 関係を公表することがスポーツという面でどのような結果を招くかは今のところ不明確ではあるが、今の自分たちには特定の国ではプレーしないという選択は可能だ、と彼女たちは語る。

ペダーセン
「実際のところ、私たちをどんなことが待ち受けているかは分かりません。でも私たちがこれまでもそうであったのと同じように、バドミントン選手としてみんなが見てくれると信じているし、そうあってほしいと思います。
 考えられる最悪な事態は生命に対する脅迫にさらされることで、もしそういうことが起こるなら、(そういうことが起きるような国の)トーナメントには出場しないことも考えなくてはならないでしょう。私たちは今はもう、いくつかのトーナメントを欠場しなくてはならないのならそうするということができる立場にいると思っています。」

 2人は1年のダブルスパートナーを経て2009年から同性カップルの関係にある。2人ともそれ以前は同性のパートナーはいなかった。

ペダーセン
「私たちが女子ダブルスで成功できている理由の一つはカップルであることだと思います。私たちはお互いとても愛し合っていますし、いっしょに女子ダブルスをプレーすることも愛しています。
 私たちがコート上でプレーしているのを楽しんでいるように見えているとしたら、それは実際まったく見せかけではありません。私たちは本当にバドミントンを一緒にプレーし経験できていることを心から素晴らしいと思っています。私たちは結局のところバドミントンをプレーすることは素晴らしいと思っている2人の女の子にすぎないんです。」