バドミントン観戦Tips

バドミントンの主に国際試合の情報、観戦に役立ちそうな知識など。リンクはご自由にどうぞ。

2017年03月

2017年第13週(3/28-4/2) インド・オープン[SS]

@インド、ニューデリー
india open badminton 2017

ドロー / 試合一覧

協会レポート
バドスピ > Q ,R1,R2,QF,SF,F
BWF動画公式 > 動画リスト

・時差:日本が3.5時間進んでいる(現地で12時開始→日本で15時半開始)

・日本人出場選手
MS 上田拓馬、坂井一将、常山幹太、西本拳太
WS 山口茜[4]、奥原希望[7]、佐藤冴香、三谷美菜津、川上紗恵奈
MD 嘉村健士/園田啓悟[2]、遠藤大由/渡辺勇大、井上拓斗/金子祐樹、保木卓朗/小林優吾
WD 與猶くるみ/福万尚子[3]、田中志穂/米元小春[7]、福島由紀/廣田彩花
  東野有紗/栗原文音
XD 数野健太/栗原文音[6]、渡辺勇大/東野有紗、小林優吾/米元小春

次週 2017年第14週 マレーシア・オープン[SSP]

ドロー

2016年のインド・オープン[SS]

ドロー / 試合結果一覧
BWF公式動画リスト
 ・QF - MS 桃田賢斗vsH.K.ヴィッティングス(デンマーク)
 ・SF - WD 高橋/松友vsマヘスワリ/ポリイ(インドネシア)
 ・F - WD 高橋/松友vs與猶/福万
 ・F - MS 桃田賢斗vsV・アクセルセン(デンマーク) ほか

・日本人出場者
MS 桃田賢斗、佐々木翔、上田拓馬、田児賢一、西本拳太、坂井一将
WS 山口茜、佐藤冴香、三谷美菜津、橋本由衣、大堀彩
MD 園田啓悟/嘉村健士
WD 高橋礼華/松友美佐紀、松尾静香/内藤真実、與猶くるみ/福万尚子、福島由紀/廣田彩花
XD 数野健太/栗原文音、園田啓悟/福万尚子

2015年のインド・オープン(SS)

ドロー / 試合結果一覧
BWF公式動画リスト
 ・QF - XD 早川/松友vsJ・フィッシャー・ニールセン/C・ペダーセン(デンマーク)
 ・QF - MD 平田/橋本vsチャイ・ビィアオ/ホン・ウェイ(中国)
 ・SF - WS 橋本由衣vsサイナ・ネワル(インド)
 ・F - WD 高橋/松友vsルオ・イン/ルオ・ユー(中国)
 ・F - MS K・スリカンス(インド)vsV・アクセルセン(デンマーク)
 ・F - WS サイナ・ネワル(インド)vsR・インタノン(タイ) ほか

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・世界ランキング(トーナメントソフトウェア / BWFファンサイト)
・2017年国際大会カレンダー(BWF公式 / BWFファンサイト / 要約)
・tournamentsoftware(トーナメントソフトウェア)の見方についてはこちら
・トーナメントソフトウェアにドローがなかなか載らない場合はこちらを参照。 

 マーカス・フェルナルディ・ギデオン(Marcus Fernaldi Gideon、26歳、168cm、右利き)/ケヴィン・サンジャヤ・スカムルジョ(Kevin Sanjaya Sukamuljo、21歳、170cm、右利き)はインドネシアの男子ダブルスペア。
 2017年全英オープンに優勝。その直後の世界ランキング(2017/03/16)で1位。

2017年全英オープンMD決勝 ハイライト


 以下のインタビューは2017年全英優勝以前のものです。
 この1年ほど前はインドネシア3番手くらいでしたが、ここに来て急上昇しています。
 園田/嘉村と同様、身長170cmくらいでペアを組んでも世界トップクラスまで行けるんだという希望を持たせてくれるペアです。ちなみに全英決勝の相手の中国ペアは195cmと193cmです。

 ギデオンは父も代表選手だったようです。
 スカムルジョはおじがアルベン・ユリアント・チャンドラ(元ユニシス在籍、世界ランキング1位も経験、池田信太郎と組んだこともある)とのこと。


Badminton Unlimited 第153回(2016-12-11)所収。

要約


・インドネシアはワールドクラスの選手を輩出してきたが、とりわけ男子ダブルスでは偉大な選手たちが居る。
・オリンピック金メダリストのレキシー・マイナキー/リッキー・スバグジャ、そして2度の世界選手権優勝ペアのアーサン/セティアワンの名前が挙げられるだろう。
・そしてその後継者たちが出てくる流れはとどまるところを知らない。

・今もっとも期待できる若手ペアが2016年の 中国オープン(SSP)で優勝したギデオン/スカムルジョだ。
GideonSukamuljo001
マーカス・フェルナルディ・ギデオン(左)
「・コーチ陣がいろんなことを指導してくれるので練習への意欲は高い。
・また代表チームには良い選手がいっぱいいるので彼らから学べることも多くある。
・例えばトップクラスに居続けるためにはどうするべきかなどだ。」

・ジャカルタのインドネシア代表の体育館で行われたインタビューで、2016年のブレークやその後もトップレベルを維持していることについて語ってくれた。
・現在世界ランキング4位の2人は別々のクラブでキャリアを重ねてきたが、2人ともバドミントンの面白さを最初に教えてくれた父親に感謝しているところは共通している。

ケヴィン・サンジャヤ・スカムルジョ(右)
「・僕の家の裏にはバドミントン用の体育館があって父はそこでプレーしていた。
・僕はそれを見るのが好きで、見ているうちにバドミントンの虜になった。
・それからバニュアンギの小さなクラブに所属していたが、2007年にジャルムクラブ(Djarum、インドネシアの有名なクラブ)に移籍した。
・代表チームに加わったのはいつだったかはっきり覚えていないが、2012年か13年のころだった。
・ベストの選手だけが選ばれるのが代表チームなので、代表に入れてとても嬉しかった。」

ギデオン
「・バドミントンを始めたのは8歳の頃だった。
・父に教わってタンカス(※クラブ名か?)に入ったがその後すぐ2011年に代表チーム入りできた。
・子供のころから夢だった代表チームには入れて誇らしかった。
・海外の試合に出て海外の強豪と戦えると思うと素晴らしい気持ちだった。」

・その希望はすぐに叶えられた。
・2013年、当時22歳のギデオンは、北京五輪金メダリストのマーキス・キドーとペアを組むことになった。
・そしてギデオンにとっては初めてのメジャータイトルであるフレンチオープン(SS)で優勝を飾った。
・若い彼はキドーのような才能ある選手と組むことができてとても嬉しかったという。

ギデオン
「・幸運だったし彼のような選手と組めて光栄だった。
・自分はそのころ経験が足りなかったが、彼は僕をよく指導してくれたので、多くのことを学ぶことができた。
・マーキスは気さくな人で僕がプレッシャーを感じないように気遣ってくれた。
・彼自身、試合を楽しむことが好きで、プレー内容が良ければ勝ち負けにはあまりこだわっていないようだった。
・大らかな人だった。」

・しかしキドーのキャリアは少しずつ終わりが近づいていたので、ギデオンは新しいパートナーを探さなくてはならなかった。
・そこに20歳のスカムルジョが現れた。
・スカムルジョのパートナーはケガで苦しんでおり、ギデオン/スカムルジョは2015年からペアを組むことになった。

スカムルジョ
「・最初は年上のギデオンから多くのことを習わなくてはならなかった。
・経験のある選手と組んでプレーすることに慣れなくてはならなかった。
・何より彼はスーパーシリーズ優勝経験者だったので。」

ギデオン
「・プレースタイルがやや違っていたのでお互い慣れるまでしばらく時間がかかった。
・お互い上手く行ってると感じ始めたのは2015年の終わり頃だったと思う。」

・2015年7月の台湾オープンでは決勝で敗れ、2人は問題を解決する必要を痛感していたが、3ヶ月後同じ台湾で行われた台北マスターズで優勝しグランプリタイトルを獲得した。
・2016年も勢いは続いており、1月のマレーシアマスターズ(GPG)で優勝。
・3月のインドオープン(SS)でスーパーシリーズに初優勝。
・急速な進歩に2人の自信は高まっている。

ギデオン
「・キドーと組んでいたときにスーパーシリーズに優勝したことはあったが、そのときは彼の力で優勝したと思っていた。
・そしていまはスカムルジョと組んでも同じぐらい上手くやれている。
・僕たち2人で一緒に強くなれたということだ。
・パートナーの経験の力によらずスーパーシリーズに勝てることを示せた。」

スカムルジョ
「・あの勝利でモチベーションがとても上がった。
・あんなに早くスーパーシリーズに勝てるとは思ってもいなかったが、僕らはやれることを示した。
・より多くのスーパーシリーズで勝ちたいと思うようになった。」

・その後2人はオーストラリアオープン(SS)、中国オープン(SSP)に優勝。
・成績が急上昇した今、2人が求めているのは高いレベルでの安定感だ。
・特にリオ五輪出場を逃してからはそうだ。

・ギデオン
「・インドオープンで優勝して以降は成績も良かったのでリオ五輪出場を目指していた。
・しかし(五輪レース終盤の)シンガポールオープン、アジア選手権での成績が悪く五輪には出場できなかった。
・その失望は忘れて今は2020年の東京五輪を目指している。」

スカムルジョ
「・リオ五輪にはとても出場したかったので出場できずとてもガッカリした。
・五輪出場はすべての選手の夢だ。
・2020年に向けてモチベーションを高めて行かなくてはならない。」

・2020年までしばらく時間があるが、2人は正しい方向に向かっていると信じている。

動画

2008年北京オリンピック MD決勝
…ギデオンの前のパートナー、マーキス・キドー北京五輪優勝の動画。
※消されたので"kido setiawan beijing"とかで検索して下さい。


2013年 フレンチオープン(SS) MD決勝
ギデオン/キドーvsクー・ケンキット/タン・ブンヒョン(マレーシア)


2016年 インドオープン(SS)MD決勝
ギデオン/スカムルジョvsアンガ・プラタマ/リッキー・カランダ・スワルディ(インドネシア)


2016年 オーストラリアオープン(SS)
決勝 ギデオン/スカムルジョvsアンガ・プラタマ/リッキー・カランダ・スワルディ(インドネシア)

2016年 中国オープン(SSP)決勝
ギデオン/スカムルジョvsマティアス・ボー/カールステン・モゲンセン(デンマーク)


 [2017/12/09追記]
 2018年のカレンダーはこちら

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 BWFから2018-2021年のトーナメントの体制について発表がありました。
 BWF LAUNCHES NEW EVENT STRUCTURE - BWF Fansite 2017-03-19

現状の格付けや賞金については以下を参照。
バドミントンの種目・国際試合の種類
試合の種類(BWFの規定)
スーパーシリーズの賞金総額一覧

 発表によれば新しい体制として大会は6つのレベルに分けられ、レベル1のSSファイナルの賞金が150万ドル、レベル2の3試合が100万ドル、以下の大会についても大きな変更があります。
 元の記事では国名のみしか書いていないため、(?)を付けたものは私の推定です。

従来SSPの5大会 従来SSの7大会
レベル大会2018年からの賞金総額
(最低限度額)
[USドル]
2017年の賞金総額
[USドル]
2017年までの
大会の格
1SSファイナルズ1,500,0001,000,000SSF
2インドネシアオープン1,000,0001,000,000SSP
中国オープン700,000SSP
全英オープン600,000SSP
3デンマークオープン700,000750,000SSP
マレーシアオープン600,000SSP
ジャパンオープン325,000SS
フレンチオープン325,000SS
中国マスターズ(?)150,000GPG
4韓国オープン350,000600,000SS
香港オープン400,000SS
シンガポールオープン350,000SS
インドオープン325,000SS
タイオープン(?)120,000GPG
マレーシアマスターズ120,000GPG
インドネシアマスターズ(?)120,000GPG
5オーストラリアオープン150,000750,000SS
台湾オープン200,000GPG
ドイツオープン(?)120,000GPG
インド(シド・モディ国際?)120,000GPG
韓国マスターズ(?)120,000GPG
ニュージーランドオープン(?)120,000GPG
スイスオープン120,000GPG
タイマスターズ(?)120,000GPG
USオープン(?)120,000GPG
マカオオープン(?)120,000GPG
スペイン国際(?)(?)IC

何がどう変わったのかを大雑把に言いますと
・SSFをレベル1とした(SSPよりはっきり上と位置づけた)
・SSPの5大会から3大会を選びレベル2とした
・レベル2から漏れたSSP2大会とSSの上位3大会をレベル3とした
・レベル3から漏れたSS4大会とGPGの上位3大会をレベル4とした
・レベル4から漏れたGPGのすべてにスペイン国際を加えてレベル5とした

その他いくつか気づいた点を言いますと
・SSファイナル500,000ドル増額
・ジャパンオープンは格が上昇、特に賞金は大きく上昇
・中国マスターズ(?)がSS相当のクラスへ復活(数年前までSSでした)
・韓国、オーストラリアが下降

レベルの改組の意図

 意図については会長のポール・エリク・ホイヤーは、ブランドイメージやテレビ放映での扱いをより良くするためというようなことを述べています。
 要はこれまでのSSプレミア5大会、SS7大会、そしてファイナルという形では、数も多くて世間もよく分かってくれないし、テレビも扱いが難しかったということでしょう。
 そこでまずSSファイナルをハッキリとビッグイベントとして打ち出す。それに次ぐ3大会を合わせてバドの4大大会だとすれば分かりやすいだろうということじゃないでしょうか。まあそれに加えて五輪/世界選手権があるんですけど、絞りこまれてスッキリしたのは確かです。

賞金について

 全体的に賞金は増加傾向のようなので良かったです。
 この賞金設定はちゃんとスポンサーが付いてくれるアテがあってのものだと信じましょう。

 SSファイナルは賞金総額150万ドルですが、仮にシングルスで優勝すると150万ドル*8%=12万ドルが分配されます。110円/ドルとすると1,320万円です。
 ダブルスなら150万ドル*8.4%=12.6万ドル。110円/ドルとすると1,386万円。さらに2で割って693万円が各選手に入ります。
 バドとしてはこれまでに比べるとかなりの賞金ですね。

オーストラリア

 オーストラリアの扱いが悪くなりすぎなのですが、2017年のスディルマン杯はオーストラリアでやりますし、なにか腑に落ちない感じです。
 もしかしたらですがSSファイナルがドバイからオーストラリアに移るのかもしれないですね。まったくの憶測ですが。 

2017年 第11週(3/14-19)スイスオープン[GPG]

@スイス、バーゼル
swiss open badminton 2017

ドロー / 試合一覧

協会レポート
バドスピ > R1,R2,QF,SF
BWF動画公式 > 動画リスト

・時差:日本が8時間進んでいる
現地で12時開始 → 日本で20時開始

・日本人出場選手
MS 渡邉航貴、小野寺裕介、武下利一、下農走、常山幹太
WS 星千智、高橋沙也加
MD 井上拓斗/金子祐樹、 権藤公平/渡邊達哉
WD 星千智/篠谷菜留
XD なし

昨年 2016年のスイス・オープン[GPG]

ドロー
BWF公式動画リスト
 ・SF - WD 松尾/内藤vsキティタラクル/プラジョンジャイ(タイ)
 ・SF - XD 園田/福万vsワン・イルユ/チェン・チンチェン(中国)
 ・F - WD 松尾/内藤vs與猶/福万 ほか

・日本人出場者
MS 佐々木翔、上田拓馬、田児賢一
WS 山口茜、佐藤冴香、三谷美菜津
MD 園田啓悟/嘉村健士、竹内義憲/島田大輝
WD 松尾静香/内藤真実、與猶くるみ/福万尚子
XD 数野健太/栗原文音、園田啓悟/福万尚子

次回SS 2017年第13週インド・オープン[SS]

ドロー

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・世界ランキング(トーナメントソフトウェア / BWFファンサイト)
・2017年国際大会カレンダー(BWF公式 / BWFファンサイト / 要約)
・tournamentsoftware(トーナメントソフトウェア)の見方についてはこちら
・トーナメントソフトウェアにドローがなかなか載らない場合はこちらを参照。 

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