リー・チョンウェイ(以下LCW)はマレーシアの男子シングルス選手。身長174cm、右利き、34歳。
 直近の世界ランキングは1位(2017-03-02)。

[主な戦績]
 ・オリンピック:銀メダル3回(2008北京、2012ロンドン、2016リオ)
 ・世界選手権:準優勝3回(2011年、2013年、2015年)
 ・全英オープン:優勝3回(2010年、2011年、2014年)
 ・2009年1月以降で世界ランキング1位は324週。


Badminton Unlimited 第157回(2017-01-03)所収。

[要約]
・LCWは史上最も優れたバドミントン選手の1人であろう。
・十数年に渡って男子シングルスの世界トップレベルで活躍し、選手やファンから尊敬を受けてきた。
・33歳(※当時)の現在も世界ランキング1位である。
LeeChongWei001
LCW
「・マレーシア代表には17年ほど所属しているが、自分に残された時間は1、2年ほどだろう。
・引退するまではバドミントンを楽しみたい。
・みんな僕が引退したあとの予定について知りたがっているが、引退後も代表チームのコーチや何かの形でバドミントンに関わり続けるつもりだ。
・関わり続けることは確かだが、それ以上については今はまだ何も決まっていない。」
ChewLawrence001
ローレンス・チュー(マレーシアバドミントン協会[BAM]ジェネラルマネージャー)
「・LCWはマレーシア国内だけでなく世界的なレベルでバドミントンに大きく貢献してきた。
・彼はトップトーナメントで何年も転戦し続けてきているが、それが可能なのは規律というセンスが備わっているからだ。
・その規律と情熱は、マレーシア若い選手のみならず世界中で彼を目指す若い選手たちに受け継がれると思う。」

・LCWはスーパーシリーズ44勝という輝かしい戦績を誇る。
・しかし2つのメジャー大会、オリンピック・世界選手権での金メダルを獲得できていない。
・2016年リオ五輪も決勝で敗れ、3大会連続銀メダルとなり、引退も噂された。
・しかし現在LCWは2017年の世界選手権を目標としている。

LCW
「・次が僕のおそらく最後の世界選手権となるだろう。
・オリンピックにはほとほと苦労させられた。
・リオは最後のオリンピックだったと言えるが、4大会16年に渡って参加したことになる。
・2017年の世界選手権に出場した後は、自分の体のコンディションがどうかを見て、行けると思ったら2018年もプレーするつもりだ。」

・LCWはマレーシアに栄光と誇りをもたらしたが、引退の時はかならずやって来る。
・そこで大きな疑問は誰が彼の跡を継ぐのかということだ。
・現在マレーシアのMSの2番手はイスカンダール・ズルカナイン・ザイヌッディンだ。
・世界ランキングは現在33位でトップの選手からはまだ遠いが、昨年スーパーシリーズの準決勝に勝ち上がり有望な選手であることを示した。

LCW
「・僕が引退した後は彼が跡を継ぐことになると思う。
・彼にはトップ10に入る実力はあると思うが『次世代のLCW』になるには苦労することだろう。
・でもそれはマレーシアだけのことではなく、中国・インドネシア・デンマークも同じ状況に直面している。
・中国が次のリン・ダンを生み出すのはとても難しいだろう。
・インドネシアのタウフィック・ヒダヤット、デンマークのピーター・ゲードの後継者を見つけ出すのに苦労している。
・僕の後継者を見つけ出すのも簡単なことではなく、それには忍耐が必要だろう。」
ZulkarnainIskandar001
イスカンダール・ズルカナイン 戦績
「・自分がLCWの位置に取って代わることは想像もできない。
・マレーシア人にとってLCWは別格な選手なので、当分のあいだ彼に取って代わる選手は現れないと思う。」

・次世代のマレーシア選手たちはLCWから彼の勝利へのこだわりを学ぶことはできるだろう。
・妥協のない厳しい練習など彼がバドミントンのために捧げてきたものが無かったとしたら、今日の彼の地位はなかっただろう。

ローレンス・チュー
「・マレーシアの若い選手たちの中には、LCWの後を継ぐことがどれほど難しいことなのか分かっていない者もいる。
・LCWの後継者は簡単には現れないだろう
・LCWに『今のレベルにどうやって達することができたのか』と聞けば、どれほど多くの練習をこなしてきたかについて答えてくれるだろう。
・じっさい彼は長年に渡って信じられない程の練習をこなしてきた。
・若手選手たちも彼と同じくらいそれをやることができれば、彼の後継者になる者が現れるかもしれない。」

LCW
「・マレーシアには若い有望な選手が多くいるが、彼らの中には大志や一番になろうという勇気が欠けた選手もいる。
・自分が若かった頃を思い出してみると、練習や試合のあいだ、自分は高い期待を持ち高い目標を設定していた。
・そういう面で自分の態度はチームメイトたちとは違っていたし、コーチが練習中になんと言おうと、自分が誰よりもしっかりと練習をやろうと思っていた。
・どんな練習内容であっても、自分がいちばん上手くやろうとしていた。
・それが今ある自分を作ったのだと思う。
・若手選手たちも夢を追って、決して諦めないでほしい。」


動画

2016年マレーシアマスターズ[GPG]
決勝 リー・チョンウェイvsイスカンダール・ザルカナイン・ザイヌッディン
ハイライト


2011年全英オープン
決勝 リー・チョンウェイvsリン・ダン(中国)


2014年全英オープン
決勝 リー・チョンウェイvsチェン・ロン(中国) ハイライト

公式配信は映像が乱れるところがあります。
ハイライトはできが良いです。