バドミントン観戦Tips

バドミントンの主に国際試合の情報、観戦に役立ちそうな知識など。リンクはご自由にどうぞ。

 過去の当ブログの記事→11点5ゲーム案、再び

 ところで、そのほかにもニュースが盛りだくさんで、
 ・「サーブを固定した高さで打つというルールの仮採用
  →このページでも扱います。
 ・「チェン・ロン、ワン・シーシャン結婚へ
  →みんな知ってたけど。
 ・「桃田A代表復帰へ
  →まあ、そうなるでしょう。
 ・「全日本総合でチャレンジ採用
  →今年から国内の一部の試合で見られましたが全日本総合にも採用。ホークアイではなくスロー映像によるもの。
 ・「ジャパンオープン、大阪国際に加え、秋田で7月にジャパンマスターズ開催へ
  →これは2018年のカレンダー(日本語で要約したものはこちら)を見て最近気づきましたが、9月には決まっていたらしい…。私にとってはニュースでした。

 それに訳したいインタビュー(アクセルセン、シンドゥ、奥原とか)もいっぱいあるのに忙しくて…(>_<)

BWF、より"魅力的"な新しいスコアシステムを検討

BWF mull ‘attractive’ new scoring system - The Star(マレーシア) 2017/11/30

[要約]
 先ごろジャマイカのモンテゴ・ベイで行われたBWF理事会でスコアシステムを現在の21点3ゲーム制から11点5ゲーム制へ変更することで大筋合意したことが明らかになった。

 BWFは5月のトマス杯・ユーバー杯決勝と同時期にバンコクで開催される年次総会で正式決定される模様。また理事たちももこの変更には前向きであると見られている。新しい11点5ゲーム制案は10-10に達した場合、最大15点までで争われるというもの。

 現在の21点3ゲーム制は10年前に採用された。
 情報筋によれば「今回の変更ではゲームのルールを改正することも予定しており、この改正も年次総会で採用されるだろう。理事会はおおむね合意に達しており新スコアシステム採用を勧告した」という。

 2017年の初頭、幾つかのレベル3とレベル4の大会で11点5ゲーム制がテストされてきた。

 BWF会長のポール・エリク・ホイヤーは10月のデンマークオープン開催中、新システムは試合をよりダイナミックに、面白いものに変えるだろうと述べている。

「試合終盤までエキサイティングになるだろう。それはファンにとっても望ましいことだ。1試合中にそのゲームをギリギリの終盤まで争うことが5回あったらと想像してみてほしい。
 スポーツ産業はとどまる所を知らない進歩を続けているが、その中にあって我々はバドミントンをよりエキサイティングで面白いものに変えることを目指している。この変更によってその目指ざすところへ近づくことができるだろう。
 この変更はよりテンポが早くダイナミックなスポーツを好む若者たちにとっても魅力的に映ると思う。」

 会長はまた固定された高さでの新しいサーブのルールが3月14日から18日の日程でバーミンガムで行われる全英オープンで試験されることも発表した(※1)。

 新しいサービスのルール案は、サーバーがラケットでシャトルを打つ瞬間にシャトル全体が床から1.15メートル以下になくてはならない、というもの(※2)。

 会長は「サーブはバドミントンに不可欠の部分だ。我々は何年ものあいだ、サーブのルールをどのように適用すべきかを研究してきた。」とプレスリリースの中で述べている。

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当ブログ管理人による注

※1 BWF公式によれば2018年3月以降の世界選手権、トマス杯・ユーバー杯を含め、ほかグレード2以下(2017年までの言い方ではSSプレミア以下)の試合で広範に実験的に採用される模様。

※2 現在のルールは「サーバーはラケットでシャトルを打つ瞬間、シャトル全体がサーバーのウエストより下でなければならない。ウエストの高さとは肋骨の一番下の部位の高さで、胴周りの仮想の線。」というもの。つまり身長の高い方がはっきり有利である。1.15メートルと固定するのはその有利不利を減らすことを意図したものと見られる。

2017年第48週(11/28-12/3) 韓国マスターズ[GPG]

@韓国、光州
badminton korea masters 2017

ドロー / 試合一覧

日バ > レポート
バドスピ
BWF動画公式 > 動画リスト

・時差:なし

・日本人出場選手
なし(11/27-12/3に全日本総合開催のため)

次回SS2017年第50週(12/13-12/17) スーパーシリーズファイナルズ[SSF]

@UAE、ドバイ
badminton 2017

デスティネーション・ドバイ・ランキング
 →このランクの上位8人/8組が出場(ただし1国から上位2人/2ペアまで)

ドロー


過去の韓国マスターズ/オープン[GPG]

2016年

ドロー / 試合結果一覧
BWF公式動画リスト

2015年

ドロー / 試合結果一覧
BWF公式動画リスト

2014年

ドロー / 試合結果一覧

2013年

ドロー / 試合結果一覧

2012年

ドロー / 試合結果一覧

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・世界ランキング(トーナメントソフトウェア / BWFファンサイト)
・2017年国際大会カレンダー(BWF公式 / BWFファンサイト / 要約)
・tournamentsoftware(トーナメントソフトウェア)の見方についてはこちら
・トーナメントソフトウェアにドローがなかなか載らない場合はこちらを参照。 

2017年第47週(11/21-11/26) 香港オープン[SS]

@香港、九龍
badminton hong kong open 2017

ドロー / 試合一覧

日バ > レポート
バドスピ
BWF動画公式 > 動画リスト

・時差:日本が1時間進んでいる(現地で12時開始→日本で13時開始)

・日本人出場選手
MS 常山幹太 坂井一将 西本拳太 上田拓馬
WS 山口茜[5] 三谷美菜津 佐藤冴香 大堀彩 高橋沙也加
MD 嘉村健士/園田啓悟[4] 保木卓朗/小林優吾 井上拓斗/金子祐樹
WD 高橋礼華/松友美佐紀[2] 福島由紀/廣田彩花[4] 田中志穂/米元小春[5] 松本麻佑/永原和可那
XD 数野健太/栗原文音 小林優吾/松友美佐紀 保木卓朗/廣田彩花 金子祐樹/米元小春 井上拓斗/東野有紗

次週2017年第48週(11/28-12/3) 韓国マスターズ[GPG]

@韓国、光州
badminton korea masters 2017
ドロー


過去の香港オープン[SS]

2016年

ドロー試合結果一覧
BWF公式動画リスト

・日本人出場選手
MS 上田拓馬、武下利一、坂井一将
WS 奥原希望[3]、山口茜[6]、佐藤冴香、三谷美菜津、大堀彩
MD 園田啓悟/嘉村健士、遠藤大由/渡辺勇大、保木卓朗/小林優吾、井上拓斗/金子祐樹
WD 高橋礼華/松友美佐紀[1]、與猶くるみ/福万尚子[7]、松尾静香/内藤真実[8]
   米元小春/田中志穂、栗原文音/東野有紗
XD 数野健太/栗原文音、渡辺勇大/東野有紗、小林優吾/松友美佐紀

2015年

ドロー / 試合結果一覧
BWF公式動画リスト

2014年

ドロー / 試合結果一覧
BWF公式動画リスト 

2013年

ドロー / 試合結果一覧
BWF公式動画リスト 

2012年

ドロー / 試合結果一覧
BWF公式動画リスト 

2011年

ドロー / 試合結果一覧
BWF公式動画リスト 


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・世界ランキング(トーナメントソフトウェア / BWFファンサイト)
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・トーナメントソフトウェアにドローがなかなか載らない場合はこちらを参照。 

 → 桃田賢斗の2017年 その1 [5月復帰-10月]
 復帰以来マカオオープンまでで40戦39勝1敗、現在33連勝中。
 桃田はスーパーシリーズはここまで4勝しているが、実はグランプリゴールドは今回が初優勝である。
 また日本人がマカオオープンで優勝するのは初めてとのこと。

格下相手の戦い方

 これまで数ヶ月の格下相手に取ってきたプレースタイルは、無理をせずラリーを長くし徐々に形勢を良くしていき仕留める、またゲームの要所ではペースアップし積極的にラリーに勝ち、ゲームを勝つというものです。

 →桃田賢斗のこれまでを振り返る [2017年(1) 5月復帰以降]

 極端な話、19-19までついて行きさえすれば、次の2点だけ本気を出してそのゲームを取れば勝てるのです。そこまではペースをおさえてついて行けば、実力で上回りますしすべてのショットで技術が高いので、相手が先にミスってくれたりします。リスクを抑えて確実に勝つスタイルです。
 逆に自分から主導権を取って攻めて行くプレースタイルは、意外に相手がレシーブを頑張って粘られてしまい、自分からミスしたり消耗したりして格下相手に苦戦することもあります。

 格下相手の確実な戦い方は桃田に限ったことでなく、リン・ダンなども普通にやります(リン・ダンにとってはほとんどの相手は格下ですが。また桃田は復帰以前は同格の相手にもそういう戦い方をすることは結構ありました。その場合はさすがに15-15くらいから勝負に出ます。)。

マカオオープンは違う戦い方で

 しかし今大会は復帰以降では一番格の高い大会で、格下ではあるけれど油断できないレベルの選手が出てきます。それらの選手を相手にどう戦うのか?
 桃田は試合序盤から手抜きなしの本気でした。3回戦以降はストレート勝ちの完勝に次ぐ完勝です。ちなみに1,2回戦は
「会場の風が強くてコントロールが難しく、1、2回戦はあまりいい戦い方ができなかったが、途中からしっかり脚を使って対応できた」サンスポ - 2017-11-13
とのこと。

11月 マカオオープン[GPG]

桃田のマカオオープン試合一覧

決勝

動画 - 決勝ハイライト vs イーサン・モーラナ・ムストファ(インドネシア)


 ムストファはインドネシア"若手四天王"の一人。
 他の3人はジョナタン・クリスティ、アンソニー・ギンティン、ファーマン・アブドゥル・コーリック。
 2015年の東南アジア大会(団体戦)のシングルスは当時18-20歳のこの4人で回し優勝している。

[第1ゲーム]
 ムストファはネットの勝負に強く、厳しいヘアピンで桃田の浅いロブを誘い、スマッシュで仕留めるという形を得意とし、序盤は互角の展開となる。
 しかし桃田もすぐに反撃する。6-5からのラリーではヘアピンを読んで飛びつきプッシュを決め、ムストファのヘアピンを牽制する。これでムストファもネットでの戦いにプレッシャーを感じたのか徐々に桃田がリードを広げ前半を11-6で折り返す。

 後半13-8くらいから再びムストファのヘアピンが冴え始め13-12まで迫る。しかし14-12でネットの争いからムストファがヘアピンを浮かしてしまい、桃田が簡単にプッシュで決める。また15点あたりから桃田もこのゲームを決めるためにペースアップする。

 終盤ムストファもネット勝負ではなくコート全体を広く使う展開で反撃し、17-14からの長いラリーを取りもう一波乱あるかと思われたが、最後は桃田のフェイントの利いたヘアピンが決定打となり桃田がこのゲームを奪った。

[第2ゲーム]
 先にゲームを失ったムストファは第2ゲーム序盤でしっかり反撃しなければならない。
 桃田は第1ゲームを取った余裕からか、それともネット勝負にこだわる必要がないと見切ったのか、タッチの早い攻撃的なロブ中心の配球でムストファをコートの奥に追いやり始めた。
 もちろん桃田はヘアピンの牽制も怠らない。2-0からのラリーではムストファがヘアピンをネットに掛けてしまうが、桃田は「ちょっとでも浮いたら叩くぞ」と威嚇する。
 ムストファはアタックロブ中心の展開が意外だったのか苦手なのか、全く対応できず押し込まれてしまい、浅いクリアを上げたところを桃田が簡単にスマッシュで決める。
 追い込まれたムストファはミスを連発してしまう。7-0からのラリーでは浅いドリブンクリアの強打に逃げるも桃田は完全に読んでおり、簡単にブロックされてしまう。あっという間に11-2と桃田が試合をほぼ決めてしまった。

 以下、桃田も若干集中を欠きイージーなミスが出る。ムストファも得意のヘアピンで反撃するものの、試合をひっくり返すには遠く、桃田の快勝となった。

[はっきり言って]
 安定して今大会のようなプレーができるなら現時点でも世界トップを相手に戦えるでしょう。
 復帰前より明らかに強いです。衝撃的な強さです。
 しかしその機会は来年3月の全英まで無い…(?確認中)

準決勝

 vsイ・ヒュンイル(韓国)

 北京五輪、ロンドン五輪のセミファイナリスト。
 30代後半にも関わらず近年SSなどでも活躍し、10月のデンマークオープン[SSP]ではなんと準優勝している。老練な試合巧者。

 そのヒュンイルに対し、桃田は常に主導権を握りプレッシャーを掛け続けます。自分のショートサーブに対し相手が甘いロブを上げたれば飛びつき、3打目をズバズバとスマッシュを決めます。連続得点で大差をつけました。ほとんど何もさせずに完勝です。

準々決勝

 vs常山幹太(日本)
 復帰以降では唯一敗けていた相手です(カナダオープン決勝)。そのときは無理に攻めず長いラリー勝負で、結果的には(たぶん)体力敗けしています。
 今回は主導権を握ってきっちりストレート勝ちしました。スマッシュも一発では決まりませんが、ネット際に戻ってきた球をクロスヘアピンで鮮やかに詰め切るシーンが印象的でした。
「前回負けていてやりづらいイメージがあったが、挑戦者の気持ちで臨んだ。前回は自信なく、ただ相手のコートに打ち返していたが、今回は強く返す積極性が強く、スピードを上げることで常山選手にプレッシャーを掛けることができた」サンスポ - 2017-11-13

今後の展望

続く


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